こんにちは。
パーソナルジムのトータルケアラボラトリーです。
健康増進目的の意識が高まる中、健康食品の売上が伸びています。
健康食品の中でも『野菜ジュース』は、手軽に野菜の栄養が摂取できる商品ということもあって人気です。
過酷な減量ではなく、健康増進のためには野菜を摂取することはメリットが多くあります。しかし、甘いから太りそうというイメージから敬遠されている方がいることも事実。
今日は、野菜ジュースについて解説してみたいと思います。
是非、参考にしてみてくださいね。
トータルケアラボラトリーでは皆様の身体やダイエット、スポーツに役立つ情報を
健康管理士であり、運動指導士でもある鳥飼が配信しています。
是非、過去の記事も参考にしてください。
1章.『野菜』を摂取する健康上のメリット
『野菜』を摂取することは、健康に多くのメリットがあります。
野菜には、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、体に必要な栄養素が豊富に含まれています。野菜を摂取することの健康上のメリットをご紹介します。
① 心臓病やがんなどの疾患のリスク低減
野菜を摂取することは、心臓病やがんなどの慢性疾患のリスクを低減することが示されています。
野菜に含まれる抗酸化物質や食物繊維が、体内で発生する有害物質を排出し、細胞のダメージを防ぐ効果があるためです。
② 血糖値やコレステロール値の改善
野菜には、血糖値やコレステロール値を改善する効果があります。
特に、緑黄色野菜に多く含まれるカロテノイドは、血中の悪玉コレステロールを減少させる効果があります。
③ 腸内環境の改善
野菜に含まれる食物繊維は、腸内環境を改善する効果があります。
腸内細菌のバランスを整え、便秘や下痢などの消化器系のトラブルを予防します。
【 参考 】
1. Harvard Health Publishing
2. National Institutes of Health
3. World Health Organization
2章.野菜の摂取がダイエットに与えるメリット
野菜を摂取することは、ダイエットに非常に重要です。
野菜は、低カロリーでありながら、豊富な栄養素を含んでいます。
そのため、野菜を食べることで、満腹感を得ながら、カロリー摂取量を抑えることができます。
また、野菜には食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える効果があります。
さらに、野菜には抗酸化作用があるため、美肌効果や免疫力アップにもつながります。
また、野菜を摂取することで、栄養バランスを整えることができます。
ダイエット中は、カロリー制限によって栄養不足に陥りやすいため、野菜を積極的に摂取することで、必要な栄養素を補うことができます。
【 参考 】
1. Healthline
2. Medical News Today
3. Harvard Health Publishing
3章.内臓の機能低下には野菜の摂取が効果的
内臓の機能低下は、加齢や生活習慣病などによって引き起こされることがあります。
このような状態を予防するためには、バランスの良い食生活が重要です。
特に、野菜には多くの栄養素が含まれており、内臓の機能を改善する効果があることが知られています。
野菜に含まれる食物繊維は、腸内環境を整え、便秘や下痢を予防することができます。
また、ビタミンやミネラルも豊富に含まれており、代謝を促進し、免疫力を高める効果があります。
さらに、野菜に含まれるポリフェノールやカロテノイドなどの抗酸化物質は、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。
【 参考 】
国立健康・栄養研究所
日本栄養士会
厚生労働省
4章.『野菜ジュース』は、健康やダイエットに有益か?
『野菜ジュース』は、健康とダイエットに効果的であると言われています。
『野菜ジュース』には、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などの栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素は、体内の代謝を促進し、免疫力を高めることができます。
(過去の記事:『腸活』をして、健康的にダイエットをしよう!!)
また、野菜ジュースには食物繊維も含まれており、腸内環境を整える効果があります。
これらの効果により、野菜ジュースは健康的な食生活をサポートすることができます。
さらに、野菜ジュースはダイエットにも効果的です。
野菜ジュースに含まれる栄養素は、空腹感を抑える効果があります。
また、野菜ジュースには低カロリーであるため、ダイエット中でも安心して飲むことができます。
【 参考 】
2023 Healthline Media UK Ltd, Brighton, UK.
National Library of Medicine
5章.野菜ジュースは、なぜ甘いのか?
野菜ジュースは甘くなる理由は、野菜の糖分が含まれているからです。
野菜には自然に糖分が含まれており、特にニンジンやトマトなどの野菜は糖度が高いため、ジュースにすると甘さが強く感じられます。
また、製品によっては、野菜以外に果物を加えている場合もあります。
果物には、自然の糖分が豊富に含まれているため、それらがジュースの甘さを増す原因となります。
人工甘味料が添加されている場合もありますが、これらの甘味料はカロリーが低く、砂糖よりも甘さを強く感じることができるため、飲みやすくするために使用されています。
【 参考 】
1. “Why Is Vegetable Juice Sweet?” Healthline, 29 Jan. 2020,
2. “The Science of Sweetness.” Exploratorium.edu,
3. “Why Is Carrot Juice Sweet?” LIVESTRONG.COM, Leaf Group, 3 Oct. 2017,
6章.野菜ジュースは、甘いのに何故太らない?
野菜ジュースは、甘味料を添加することなく、自然な野菜本来の甘い味がするため、カロリーが低く、太りにくい飲み物です。
野菜ジュースは、野菜の栄養素を多く含んでおり、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
また、野菜ジュースに含まれる糖分は、果物ジュースに比べて少なく、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。
さらに、野菜ジュースには水分が多く含まれているため、満腹感を得ることができます。これらの理由から、野菜ジュースはダイエット中でも安心して飲むことができます。
ただし、市販の野菜ジュースには添加物や調味料が含まれている場合があるため、成分表示を確認することが重要です。
また、野菜ジュースだけで食事を置き換えるのは健康的ではないため、バランスの良い食生活を心がけることも大切です。
【 参考 】
1. Healthline
2. Medical News Today
3. Verywell Fit
7章.野菜の甘さが「血糖値の上昇を防ぐ」
野菜は、果物や炭水化物のような糖質を含んでいますが、血糖値を上昇させることがありません。
これは、野菜に含まれる繊維質が消化される速度が遅く、炭水化物の吸収が遅れるためです。
また、野菜には多くの水分が含まれており、これも血糖値を上昇させない理由の一つです。
一般的に、野菜に含まれる繊維質は消化される速度が遅く、腸内細菌によって発酵されます。
このプロセスによって、血糖値を上げるために必要なインスリンの分泌が抑制されます。また、野菜に含まれるポリフェノールやフラボノイドなどの成分も、血糖値を下げる効果があるとされています。
【 参考 】
1. Medical News Today
8章.太りやすい食べ物には「野菜ジュースを組み合わせる」と太らない理由
食事で摂取すると太りやすい食品と一緒に野菜ジュースを飲むと良いです。
野菜ジュースには、栄養素が豊富に含まれており、ミネラルやビタミン、食物繊維などが含まれています。
また、野菜ジュースには低カロリーであるため、ダイエット中の人にも適しています。
一方で、太りやすい食品とは、高脂肪・高カロリーの食品や糖質が多く含まれる食品などが挙げられます。
これらの食品を摂取しすぎると、肥満や生活習慣病のリスクが高まることが知られています。
しかし、野菜ジュースを一緒に摂取することで、太りやすい食品の影響を和らげることができます。
野菜ジュースに含まれる栄養素が、身体に必要な栄養素を補うことができるためです。
また、野菜ジュースに含まれる食物繊維が腸内環境を整え、便秘や下痢の予防にも役立ちます。
9章.「フルーツ入り」の野菜ジュースがダイエットにお勧めできない
「フルーツ入り」の野菜ジュースは、果糖とグルコースを含む果物が含まれているため、通常の野菜ジュースよりも糖分が多く含まれています。
果糖は、肝臓で代謝されると脂肪に変わる可能性があります。
そのため、ダイエット中には避けた方が良いでしょう。また、フルーツ入りの野菜ジュースは通常、保存料や添加物が含まれているため、健康的ではありません。
一方、通常の野菜ジュースは、低カロリーであり、ダイエット中に適しています。
野菜ジュースには、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、健康的な飲み物です。
したがって、ダイエット中にはフルーツ入りの野菜ジュースを避け、通常の野菜ジュースを飲むことをお勧めします。
10章.『果糖』が太りやすい理由
果糖は、単糖類の一種であり、天然には果物や野菜、はちみつなどに含まれています。
しかし、現代の食生活においては、加工食品や清涼飲料水などに多く含まれていることが問題視されています。
果糖が太りやすいことには3つの理由があります。
① 果糖はグルコースと比べて代謝が速く、肝臓での代謝が必要です。
果糖を摂取すると、肝臓でグリコーゲンとして貯蔵されます。
しかし、肝臓に貯蔵されるグリコーゲン量が限られているため、過剰な果糖摂取によって、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンは脂肪酸として脂肪細胞に蓄積されます。
このため、果糖を多量に摂取することで肝臓や脂肪細胞に脂肪が蓄積され、体重増加の原因となります。
② 果糖は脳内の満腹中枢を刺激しないため、グルコースよりも満腹感が得られにくく、過剰な摂取につながりやすいです。
果糖はインスリンの分泌を抑制するため、グルコースよりも血糖値の上昇が緩やかで、空腹感を感じにくくなります。これによっても過剰な果糖摂取に陥ることがあります。
③ 果糖は脂肪細胞を増やす作用があることが報告されています。
一部の研究では、果糖を多量に摂取したマウスは、グルコースを多量に摂取したマウスよりも脂肪細胞の数が増加することが示されています。
果糖を多量に摂取することで脂肪細胞の数が増加し、太りやすくなる可能性があります。
11章.「太らない糖質」と「太りやすい糖質」を分けて考えよう
糖質は、私たちが体内でエネルギーを生産するために必要な重要な栄養素です。
炭水化物は糖質と食物繊維に分かれます。糖質にも種類があり、その消化や吸収の仕方によって、太りやすいものと太りにくいものがあります。
まず、太りにくい種類には、食物繊維や水溶性の炭水化物が含まれます。
これらの炭水化物は、甘さは感じますが体内でゆっくりと消化され、血糖値の急激な上昇を防ぎます。
また、食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。
代表的な太りにくい炭水化物としては、野菜や豆類が挙げられます。
一方で、太りやすい糖質には、精製された炭水化物や加工食品に含まれる単純糖があります。
これらの糖質は、消化吸収が早く、血糖値を急激に上昇させます。
高血糖状態が続くと、膵臓から分泌されるインスリンの量が増え、結果的に脂肪の蓄積を促進します。
太りやすい糖質には、白米やパン、砂糖や菓子類などが含まれます。
したがって、健康的な食生活を送るためには、太りにくい糖質を中心に摂取し、太りやすい糖質は控えめにすることが大切です。
12章.「太らない砂糖」
「太らない砂糖」とは、通常の砂糖よりもカロリーが低く、また血糖値の上昇を抑える効果があるとされる甘味料のことです。
一般的には、人工甘味料や天然由来の甘味料が含まれます。
代表的な人工甘味料には、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムKなどがあります。
これらの甘味料は、通常の砂糖よりもカロリーが低く、また血糖値の上昇を抑える効果があるため、ダイエットや健康志向の人々に利用されています。
一方、天然由来の甘味料には、ステビアやモンクフルーツエキスなどがあります。
これらの甘味料は、カロリーが低く血糖値の上昇を抑えるだけでなく、体内に吸収されずに排泄されるため、さらにダイエットや健康志向の人々から注目されています。
しかし、「太らない砂糖」については、まだ科学的な根拠が不十分であることに留意する必要があります。
また、人工甘味料には、過剰摂取による健康被害の報告もあるため、適量の摂取が重要です。
13章.『糖質制限ダイエット』に、人工甘味料は効果的か?
『糖質制限ダイエット』は、糖質の摂取量を減らすことによって体重を減らす方法です。
しかし、多くのお客様が甘いものを欲しがるため、人工甘味料を使用することが一般的です。
人工甘味料は、低カロリーであり、砂糖を使用しないため、糖尿病患者や減量中の人々に適していると考えられています。
しかし、人工甘味料は効果的であるかどうかについては、研究でも意見が分かれています。一部の研究によれば、人工甘味料はカロリーや炭水化物を減らすことができるため、ダイエットに役立つとされています。
また、人工甘味料は血糖値を上げないため、糖尿病患者にも適しているとされています。
しかしながら、人工甘味料には副作用がある可能性が報告されています。
例えば、アスパルテームは頭痛やめまいなどの健康問題を引き起こす可能性があります。また、サッカリンは長期的な使用によってがんのリスクを増加させる可能性があるとされています。
14章.『難消化性デキストリン』のダイエット効果
難消化性デキストリン(NDF)は、小麦やトウモロコシなどの植物から作られる食物繊維です。
NDFは、人間の体内で消化されずに大腸まで到達するため、低カロリーでありながら腹持ちがよく、便通を促進する効果があります。
NDFは、ダイエット効果が期待される成分として注目を集めています。
食事の量を減らすことなく満腹感を得られるため、食欲を抑制する効果があります。
また、NDFは血糖値の上昇を抑えるため、糖尿病の予防にも役立ちます。
さらに、脂肪の吸収を抑制するため、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
これにより、体重増加や肥満の予防にもつながります。
しかし、NDFには一部の人にとっては副作用があることも報告されています。
NDFを摂取しすぎると、下痢や腹痛、ガスなどの消化器系の問題が起こる可能性があります。
また、NDFは食物繊維であるため、水分を多く摂ることが必要です。
【 参考 】
1.Effect of indigestible dextrin on visceral fat accumulation
15章.まとめ
いかがだったでしょうか?
野菜が健康やダイエットに有効であることがご理解いただけたと思います。
野菜ジュースは甘いですが太る心配はなく、太りやすい食事と組み合わせて野菜ジュースを摂取することで太るリスクを下げてくれることも分かっています。
注意点としては、果物が入った野菜ジュースを避けることが必要です。
果糖は脂肪になりやすく、脂肪細胞を増やしてしまうのでダイエットには向いていません。
糖質には種類があり、太りやすい糖質と太りにくい糖質があることも解説しました。
是非、参考にしてみてください。
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