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トレーニングやダイエットが「腎臓」に及ぼす影響が社会問題になっている

こんにちは。
パーソナルジムトータルケアラボラトリーです。

ダイエットをしている方は体脂肪を減らしたいと思っています。
トレーニングをしている方は筋肉量を増やしたいと思っています。
このようなダイエットやトレーニングは、腎臓へ影響を与えていることをご存じですか?

また、腎臓が機能低下に陥っている方はダイエットやトレーニングの効果を出しにくいことが報告されています。

今日は、腎臓とトレーニング、ダイエットへの関係について解説してみたいと思います。

是非、参考にしてみてくださいね。

トータルケアラボラトリーでは皆様の身体やダイエット、スポーツに役立つ情報を
健康管理士であり、運動指導士でもある鳥飼が配信しています。

是非、過去の記事も参考にしてください。

1章.トレーニングやダイエットが『腎臓』に影響を与える

『腎臓』は、体内の老廃物や余分な水分を排出する重要な役割を果たしています。

しかし、トレーニングやダイエットといった身体活動が激しくなると、腎臓に負担がかかることがあります。

特に、トレーニングや食事制限による体重減少は、腎臓の機能低下を引き起こす可能性があります。
尿量の減少尿中のタンパク質の増加、浮腫(むくみ)などの症状が出ると注意です。
また、高血圧や貧血、骨粗鬆症などの合併症も発生することがあります。
さらに、腎臓の機能低下が進行すると、最終的には透析治療が必要になる場合もあります。

したがって、トレーニングやダイエットを行う際には、適切な方法で行うことが重要です。

バランスの良い食事や十分な水分補給を心がけることで、腎臓への負担を軽減することができます。

また、トレーニングや身体活動を行う場合には、適度な強度と回数で行い、無理な負荷をかけないように注意することが必要です。

【参考】
  1. National Kidney Foundation. (2019).
  2. American Kidney Fund. (2021).
  3.National Institute of Diabetes and Digestive and Kidney Diseases. (2020).

2章.トレーニングが「腎臓に負担を与える」

トレーニングは、身体的なストレスを引き起こすことがあります。
この身体にかかるストレスは、腎臓に影響を与えます。

トレーニングによって筋肉が収縮すると、筋肉内のクレアチンキナーゼやミオグロビンなどの物質が放出されます。これらの物質が、腎臓に負荷をかけます。
トレーニング中に発生する脱水症状低血圧も、腎臓に影響を与えます。
これらの状態では、腎臓が正常に機能しなくなることがあります。
脱水症状が進行すると、尿の量が減少し、尿中の成分濃度が上昇するため、腎臓に負荷がかかります。

一方で、適度なトレーニングは、健康的な腎臓機能を促進することもあります。

運動は血流を改善し、血圧を下げることができます。これによって、腎臓にかかる負荷を減らすことができます。

トレーニングが腎臓に与える影響は、トレーニングの種類や強度、個人の健康状態などによって異なります。

適切なトレーニングを行うことで、腎臓の健康を維持することができますが、無理なトレーニングは腎臓に悪影響を与えます。

3章.ダイエットが腎臓に与える影響

ダイエットは、腎臓に影響を与えます。

特に、食事制限短期間の減量は、腎臓に悪影響を与えます。

食事制限によって、腎臓が必要とする栄養素が不足します。

タンパク質の不足過剰摂取は、腎臓の機能低下を引き起こします。

また、ビタミンミネラルの不足も、腎臓の健康に悪影響を与えることが報告されています。

また、減量は、血圧や血糖値の変化を引き起こします。

これらの変化は、腎臓に負担をかけます。

特に、糖尿病や高血圧などの既往症がある場合は、ダイエットによる血圧や血糖値の変化に注意する必要があります。

ダイエットによって体重が減少すると、本人は嬉しくても忘れてはいけないことがあります。

それは腎臓の濾過率が低下するということです。

少しの変化であれば腎臓の負担を軽減するための自然な反応で済むのですが、過度な減量によってこの反応が過剰になると、腎臓の機能低下を引き起こします。

【参考】
  1.National Kidney Foundation
  2.Mayo Clinic
  3.Healthline

4章.「腎臓の機能低下」がトレーニング効果を阻害する

腎臓は、体内の余分な水分や老廃物を排出する重要な器官です。

腎臓の機能が低下すると、老廃物などの物質が体内にたまり、体内に毒が留まります。

腎臓の機能低下がある場合、トレーニング効果にどのような影響があるかについての研究が多く発表されています。

一般的に、腎臓の機能低下がある場合運動能力が低下することが報告されています。

身体活動に必要なエネルギーを生み出すための代謝プロセスに関与する腎臓機能が低下しているためです。

そのため、トレーニング効果も低下する可能性があります。

腎臓の機能低下によって、筋肉量や筋力も低下することが知られています。

これは、筋肉を構成するタンパク質を分解しやすくなっているためです。

そのため、トレーニングによる筋肉量や筋力の向上が困難になることが報告されています。

ただし、腎臓の機能低下があっても、適切なトレーニング方法を選択することで、トレーニング効果を得ることができます。

有酸素運動軽度の筋力トレーニングは、腎臓の負担をかけずに行うことができます。

また、タンパク質やナトリウムの摂取量を適量へ調整することで、腎臓に負担をかけず筋肉量や筋力の低下を防ぐこともできます。

腎臓の機能低下がある場合でも、適切な食事とトレーニング方法を選択することで、トレーニング効果を得ることができます。

ただし、医師や健康管理士に相談してから始めることが重要です。

【参考】
  National Library of Medicine

5章.「腎臓の機能低下」がダイエット効果を阻害する

腎臓の機能低下は、ダイエット効果に悪影響を与えることが報告されています。

まず、腎臓の機能低下が進行している場合には、タンパク質の摂取量を制限する必要があります。

腎臓は、タンパク質を分解する際に尿素などの老廃物を生成しますが、機能低下が進行しているとこの老廃物が排出されずに体内に蓄積されてしまいます。

そのため、タンパク質を多く含む食品を摂りすぎると、腎臓に負担をかけてしまう可能性があります。

ただし、タンパク質はダイエットにおいても重要な栄養素であるため、適切な量を摂取することが必要です。

また、ナトリウム(塩分)の摂取量も制限する必要があります。

腎臓は、ナトリウムを排出する役割がありますが、機能低下が進行しているとバソプレシンの分泌が正常にできず、排出がうまくできなくなります。

そのため、ナトリウムを多く含む食品を摂りすぎると、体内に余分な水分が蓄積されてしまい、むくみや高血圧などの症状を引き起こします。

一方で、適度な運動食事制限によるダイエットは、腎臓の機能低下を進行させることはありません。

むしろ、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を予防することができるため、腎臓の健康にも良い影響を与えることが期待できます。

腎臓の機能低下がある場合には、ダイエットによって腎臓に負担をかけないように注意する必要があります。

適切な栄養バランスを保ちつつ、運動や食事制限によるダイエットを行うことで、腎臓の健康を維持することができます。

【参考】
  1.National Kidney Foundation
  2.Mayo Clinic
  3.American Kidney Fund

6章.【タンパク質】の摂取が腎臓にかける負担

タンパク質を多く摂取することは、3つのダメージから腎臓に負担をかけます。

① タンパク質は、アミノ酸から構成されており、代謝によって窒素が発生します。
この窒素は、尿素として排泄されますが、腎臓が正常に機能していない場合、窒素が体内に留まります。
これにより、尿中の窒素化合物の濃度が高くなり、腎臓に負担をかけることになります。

②タンパク質の消化・吸収にはエネルギーが必要であり、その際にも腎臓が関与します。
多くのタンパク質摂取によって、腎臓のエネルギー消費量が増加し、腎臓の機能の低下を招きます。

③タンパク質の代謝産物である尿素は、水分を必要とする排泄物です。
そのため、タンパク質摂取量が増えることによって尿素の生成量が増加すると、腎臓への水分負荷も増加します。この水分負荷が負担となり、腎臓機能の低下を招きます。

タンパク質を多く摂取することで腎臓に負担をかけます。

適切な量のタンパク質を摂取することが重要です。

7章.タンパク質飲料が売れれば腎臓の機能が低下する人が増えている

タンパク質飲料は、タンパク質を補充するために摂取される飲料です。
ダイエットする人や筋力トレーニングを行う人々の間で人気が高まっています。
これらの飲料は、タンパク質の摂取が不足している場合に特に有用です。
身体の筋肉組織の成長修復必要な栄養素を提供します。

しかし、タンパク質飲料を多く摂取することで、腎臓機能が低下している人数が明らかに増えています。

タンパク質は、身体内で代謝される際に窒素を含む廃棄物が生成されます。
この廃棄物は、通常は尿として排出されます。
しかし、過剰なタンパク質摂取により、腎臓は余分な窒素を処理するために過剰に働かなければなりません。時間が経つと、腎臓はこの余分な負荷に対応することができず、損傷を受ける可能性があります。
このような状況では、腎臓機能が低下し、最終的には腎臓疾患を引き起こす可能性があります。

しかしながら、タンパク質飲料の市場拡大により、多くの消費者が必要以上のタンパク質摂取に陥る事態が起きています。

特に、ダイエットや筋力トレーニングを行う人々は、筋肉の成長を促進するために

「タンパク質は万能で健康に良いものだ」という

誤解をしている人が多くいるため、過剰なタンパク質摂取に陥る可能性が高いです。

したがって、適切な量のタンパク質摂取が重要であり、個人の健康状態や活動レベルに応じて調整する必要があります。

また、腎臓機能低下のリスクを減らすためには、水分を十分に摂取し、バランスのとれた食事を心がけることも重要です。

8章.タンパク質飲料の市場規模

日本のタンパク質飲料市場は、健康志向の高まりやスポーツ愛好家の増加などにより、近年急速に拡大しています。

2019年には、市場規模が前年比約1.5倍となる約400億円に達しました。

また、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響で在宅勤務や自粛生活が増加したことから、健康維持や免疫力アップへの関心が高まり、タンパク質飲料の需要も一層増加しました。

さらに、タンパク質飲料市場においては、様々なニーズに応えた製品が展開されています。

例えば、筋肉量を増やしたいスポーツ愛好家向けの高タンパク・低糖質製品や、ダイエット中の女性向けの低カロリー・低脂肪製品などです。

これらの製品展開により、幅広い世代層から支持されており、今後も市場拡大が期待されます。

2021年以降も、健康志向の高まりやスポーツ愛好家の増加などにより、タンパク質飲料市場は拡大すると予想されます。

9章.人工透析患者数の増加

日本の人工透析患者数は、年々増加しています。

厚生労働省によると、2019年末時点での人工透析患者数は約34万人であり、前年比約1.8%増加しています。

また、日本透析医学会によると、2020年には約4,500人が新たに透析を開始し、1日あたり平均で約12人が透析を開始しています。

この増加傾向は、食事習慣や生活習慣病の増加などが原因とされています。

【参考】
  1.厚生労働省
  2.日本透析医学会
  3.日本医療機能評価機構

10章.タンパク質飲料の市場規模拡大と腎臓病の増加に関連性はあるか?

タンパク質飲料の市場規模は、健康志向の高まりやスポーツ栄養分野での需要の増加などにより、年々拡大しています。

しかし、一方で腎臓病患者数も増加しており、その関連性が指摘されることがあります。

タンパク質飲料は、高たんぱく・低糖質・低脂肪であり、筋肉量を増やす効果が期待されます。

しかし、腎臓はタンパク質を分解する際にアンモニアなどの有害物質を生成し、排泄する必要があります。

腎臓機能が低下している場合、この処理がうまく行われず、有害物質が体内に残留することで腎臓に負担をかける可能性があります。

一般的に健康な成人では、1日あたり 0.8g/kg 程度のタンパク質摂取が推奨されています。

しかし、腎臓病患者ではこの量を制限する必要があります。

また、タンパク質飲料は一般的な食品と比べてタンパク質濃度が高く、大量に摂取すると腎臓に負担をかける可能性があります。

タンパク質飲料の摂取には注意が必要です。

健康な人でも過剰な摂取は避けるべきです。

上記のタンパク質飲料の市場規模拡大を示す表と、腎臓病の透析患者数死亡数を示す表を見てみよう。

似ていることが分かると思います。

この表を見ると、タンパク質飲料と社会問題になっている腎臓病との関係性が見えてくるような気がします。

11章.「プロテイン」を基準量より多く摂取すると死亡率が上がる

プロテインを基準量より多く摂取すると、健康に悪影響があります。

基準量より多くのプロテイン摂取は、腎臓や肝臓などの臓器に負担をかけることがあり、長期的にはこれらの臓器の損傷や機能障害を引き起こす可能性があります。

また、高量のプロテインを摂取することで、体内でアンモニアが生成され、これが中毒症状を引き起こすこともあります。

さらに、過剰なプロテイン摂取は、カルシウムの排泄を促進し、骨密度低下や骨粗鬆症のリスクを高める可能性があります。

プロテインの基準量は個人差があります。

一般的には、1日あたり 0.8g/kg 程度が推奨されていますが、運動量や身体活動レベルによって必要な摂取量は異なります。

12章.タンパク質飲料を飲む前に食事からタンパク質を摂取すべき

タンパク質は、筋肉を構成するために必要な栄養素であり、タンパク質飲料は多くの人々にとって便利なタンパク質源です。

しかし、タンパク質飲料を飲む前に食事からタンパク質を摂取することが望ましい場合があります。

食事から摂取されるタンパク質は、消化吸収がよく、身体に必要な栄養素やエネルギーも一緒に摂取できます。

また、食事からのタンパク質は、満腹感を与えるため、過剰なカロリー摂取を防ぐ助けにもなります。

一方、タンパク質飲料は、便利で手軽に摂取できるため、忙しい人々やトレーニング後の回復飲料として好まれます。

ただし、多くのタンパク質飲料は添加物や糖分が含まれているため、過剰な摂取は健康に悪影響を与える可能性があります。

したがって、タンパク質飲料を摂取する前には、食事から十分な量のタンパク質を摂取することが望ましい場合があります。

特に、トレーニング前の食事や、食事制限中の人々には、食事からのタンパク質摂取が重要です。

しかし、過剰なプロテイン摂取は健康に悪影響を与える可能性があるため、適量を守ることが重要です。また、プロテインを多く摂取することで、他の栄養素の不足を引き起こすこともあります。

バランスの良い食事を心がけ、必要な場合は専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。

13章.サプリメントの弊害

『サプリメント』は、栄養素を補充するために使用される人気のある方法です。

しかし、人気がゆえに健康被害が止まりません。

参考:国民消費者センター 6 健康食品に関して指摘されている問題

過剰摂取や不適切な使用により、サプリメントには弊害があります。

① 過剰摂取による健康被害

サプリメントを過剰に摂取することは、健康被害を引き起こします。
タンパク質の他にも、基準量より多くの栄養摂取は危険です。
ビタミンAの過剰摂取は、頭痛や吐き気などの症状を引き起こします。
また、鉄分の過剰摂取は、便秘や腹痛などの問題を引き起こします。

一方、食事から栄養素を摂取する場合過剰摂取のリスクは少なく、健康的なバランスのとれた食事を心掛けることで、必要な栄養素を十分に摂取することができます。

② 相互作用による健康被害

サプリメントを服用する際には、他の薬剤との相互作用にも注意が必要です。

例えば、抗凝固剤を服用している場合、ビタミンKを含むサプリメントは凝固作用に影響を与える可能性があります。

一方、食事から栄養素を摂取する場合、このような相互作用のリスクは少なく、健康的なバランスのとれた食事を心掛けることで、必要な栄養素を摂取することができます。

③ 不十分な栄養素摂取

サプリメントは、栄養素を補充するために使用されますが、食事から得られる栄養素と比較すると、不足している栄養素がある場合があります。

サプリメントだけに頼ることは適切ではありません。

食事から栄養素を摂取することで、必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。

サプリメントは健康的な生活に役立つものである一方で、適切な使用が必要です。

過剰摂取や相互作用、不十分な栄養素摂取などのリスクがあるため、サプリメントを使用する場合は、栄養士や健康管理士に相談することが重要です。

何より基本は、栄養素を摂取することは健康的なバランスのとれた食事を心掛けることが大切です。

14章.まとめ

腎臓がトレーニングやダイエットに影響を与えることがご理解いただけたと思います。

また、トレーニングやダイエットも腎臓に影響を与えます。

タンパク質などのサプリメントも便利である一方で、健康被害などの弊害にもなっています。

基本はバランスの摂れた食事から栄養を適切に摂取していきましょう。

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