コンテンツへスキップ

『トレーニングのやりすぎ』は「病気」や「死亡リスク」を増やしてしまう

みなさんこんにちは。
『トータルケアラボラトリー』鳥飼です。
このブログでは、 健康・美容・ダイエット・スポーツにまつわる皆様にとって役立つ情報を発信しています。

さて、前回の記事でダイエットには内臓を元気にしておくことで健康的に痩せることができるとお伝えをしました。

本日は、パーソナルトレーニングによって起きている怪我の報告、病気や死亡リスクを減少させるポイントについてお伝えしようと思います。

1.国民生活センターによるパーソナルトレーニングの問題提起

突然ですが、『トータルケアラボラトリーは、何故開業したのか。』をお話しさせていただきます。

それは、一部の事業者による「パーソナルトレーニングの社会貢献度の低さ」にあります。
本来、トレーナーとはお客様の体についての課題解決、健康管理やライフスタイルの変化までサポートできる素敵な職業です。

体の課題としてのニーズは「痛みやけがの予防・回復」「痩せたい、綺麗な体を作りたい、かっこいい身体を作りたい」というものが特に多いです。
その中で、両者のニーズにこたえて指導することができなければ、体はボロボロになっても外見さえ良くなればいいという考えに至ります。

現在、ジムといえば食事制限を伴うダイエット特化型ジムが増えています。

ダイエットに特化するジムが多いことはもちろん良いことです。
ただ、人の体を扱う以上は体の機能性評価を常に行える指導者が指導するべきだと思います。

一部で身体のコンディションを無視し、ダイエット指導をするトレーナーさんがいる気がします。

・体の評価が本当にできるのか?

・機能性が崩れる予防ができるのか?

・機能性が崩れてきたときに怪我や痛みを発症させないように回復させられるのか?

・本人の望む体の課題(痩せたいなどの消費者ニーズ)をかなえることができるのか?

上記4つの資質が揃っていなければ、トレーナーとして最低限の仕事はできません。

しかし、そういった一部のトレーナーさんでも、
残念ながら「減量」「増量」の指導はフィットネスの経験を伝えることによって可能なのです。

この記事を読む方に勘違いをしてほしくないことがあります。

あなたがボディコンテストを目指す方なら「減量」「増量」に特化すべきです。

なぜなら健康を犠牲にしてでも体を追い込まなければ、体を絞り上げることはできないからです。
機能性を犠牲にしてでも、筋肉を増やし、体を大きくし、体脂肪を削り上げるべきです。
それはフィットネススポーツとして成立します。

しかし、この記事を読んでいるすべての方にお聞きします。

あなたの希望することはボディコンテストですか??
それとも美しく痩せることですか??

ボディコンテストをお望みなら
食事制限に、重量のかけた負荷を用いたウェイトトレーニングを行うべきです。

しかし、美しく痩せたいと願うのなら全くフィットネスとは方法が異なるべきです。
健康や体の機能性、死亡リスクを高めていくべきではありません。

私は、一般の健康的な細く美しい身体を目指している方にも、
フィットネススポーツの指導(減量・増量)になっている気がしています。

なので

それを指導してけが人や病人を出したくない、という気持ちで
『トータルケアラボラトリー』を開業しました。

国や行政にまでご迷惑をおかけしているようです。

本来、国や行政が期待する「健康寿命の延伸」や、「労働人口の増大」という2つの役割に大きく貢献できる職業です。

感謝こそされるべき社会貢献を行うべきですが、社会問題化してしまっている現状です。
「質が低い」と明記されてしまっていることが現状です。

2.筋肉量増加を目的とするトレーニングの死亡リスク増加

驚く研究報告が報告されました。

トレーニングは、実施時間が長い死亡リスクや病気のリスクが高まるそうです。

適量のトレーニングは、体にとっていい影響があることは明白です。

しかし、体に負荷をかける行為として、上限は存在するようです。

先ほど解説をした通り、ボディコンテストに出ることが目的の方は体を作り上げることが目的ですのでこの限りではありません。

しかし、一般の健康的なダイエット目的の方は死亡率を高めないように時間を設定することが必要です。

この研究が事実ならば長時間の筋力トレーニングは表に記載の通り、死亡率を高めてしまいます。

「週に40分間の実施が、トレーニングしていない人より17%死亡率が低いこと」

が報告されています。

しかし、逆に

「週に140分以上のトレーニングでは、死亡リスクが筋力トレーニングをしていない人よりも高くなります」

これは、心臓血管疾患の発症リスクも同様のことがいえる。

筋力トレーニングとは、超回復といわれる休息との組み合わせで強くなるシステムです。

そこにはそもそも、中2日は休息を入れましょうと私は指導しています。

別の部位であっても理想は中2日筋力トレーニングはお休みしましょう。

その代わりに、有酸素運動やスポーツを実施する時間に充てていただくことが良いのではないでしょうか。

これが私が前回の記事で書いた、トレーニングはオプションであり、
次のビジョンにはスポーツなどを趣味で始めることが良いとするきっかけです。
中2日開けるということは、月曜日に実施すれば木曜日に次回。
木曜日に実施すれば次は日曜日となります。
すると、だいたい週に2日の筋力トレーニングの実施が理想となるわけです。

3.体脂肪減少に対する健康被害

1つのグラフを見てください。
国立がん研究所の発表している研究結果です。

これは、体格指数であるBMIと死亡リスクを示した図です。

死亡リスクが、最も少ないBMIは男女共通して、21~25のエリアです。

では体格が大きい方と痩せている方の死亡リスクを比較しましょう。

体格が大きい方よりも、やせ型方が死亡リスクが高いことがわかります。

痩せている方は、免疫力が落ちていることが分かっています。
そういっても、皆さんのあこがれって痩せている人です。
確かに細く痩せている人は美しい方が多いのも事実です。

細く痩せている方の体組成を考えてみましょう。

  • 体脂肪率が低く、除脂肪体重(骨格筋量)も低い場合
  • 体脂肪が服く、除脂肪体重(骨格筋量)は高い場合

この2パターンが考えられると思います。

こちらの図も見てください。

この図は握力が高い人と低い人に分け、病気のリスクを示したものです。
この研究結果を見ると、筋肉量の低い人は病気やけがをしてしまうリスクが高いことがわかります。
また、筋肉量がある方はリスクが低くなる傾向があるようです。
細い方でも、筋肉量を意識して運動やトレーニングを行う必要性があるようです。

4.まとめ

いかがでしたか??

正しいトレーニングを行うためにも、適した指導者を見つけることが大切です。

そして、トレーニング頻度もやりすぎないことが大切となります。

筋肉量が増えることで様々な病気や死亡のリスクが減ることがわかりました。

痩せている女性の美しさに憧れるかたも多いかとは思いますが、みんな努力して運動して手に入れた細さなのかもしれません。

あなたも運動やトレーニングを努力して、筋肉量を確保しながら細くなることで、憧れられる存在になるかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

最近の投稿