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人間が本来持っている痩せる力について

【著者 パーソナルトレーナー・健康管理士・健康管理能力検定1級 鳥飼 祥秋】
人間には本来、痩せる力を持っています。
その本来持っている痩せる力は自然治癒力の一環です。
しかし、生活習慣や加齢とともにその力は落ちてしまいます。それが、食事の量が変わっていなくても太ってしまう根本の原因だと考えられます。
この原因は西洋医学的な見方と、東洋医学的な見方をする必要があります。西洋医学的には筋肉量LBMiの低下による代謝低下、体力vo2maxの低下による代謝低下、内臓機能の低下による糖質や脂質の代謝力低下、多忙で便利な現代社会による活動量の低下が考えられます。
同じように東洋医学的な側面でも考えることができます。
『トータルケアラボラトリー』では、
【健康管理士資格保有者】と【トレーナー資格保有者】があなたの健康、ダイエット、美容についてサポートさせていただきます。

【統合予防医療】と【フィットネス】をコラボさせた『パーソナルトレーニングジム』です。

【健康管理士】であり、【トレーナー】でもある『鳥飼』が情報をブログにて配信しています。

是非、過去の記事も参考にしてください。

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西洋医学的な根本原因

人間の体は、本来、「痩せる力」を自分で持っています。
この痩せる力は、自然治癒力の一環として働き、健康な状態を維持するために重要な役割を果たしています。
しかし、生活習慣や加齢により、この力は徐々に低下してしまいます。
食事の量は変わっていなくても、太ってしまう原因となります。
つまり、この痩せる力の低下が太る原因の根本的な要因となっています。
西洋医学の観点から、この原因を見る必要があります。

まず、筋肉量(LBMi)の低下による代謝の低下が挙げられます。
筋肉は基礎代謝を支えるために重要な役割を果たしており、筋肉量が減少すると基礎代謝率が低下します。
つまり、エネルギーの消費が減少し、体脂肪が蓄積されやすくなります。
加齢や運動不足によって筋肉量が減少すると、この現象がより顕著に現れる傾向があります。

次に、体力(VO2max)の低下による代謝の低下も重要な要因です。
VO2maxは最大酸素摂取量を示し、運動によるエネルギー消費を規定します。
加齢や運動不足により、VO2maxが低下すると、体内でのエネルギーの利用効率が低下し、体脂肪の蓄積が増加します。
これは、生活習慣の変化や現代社会における運動不足が、体重管理に与える影響を示しています。

さらに、内臓機能の低下も痩せる力の低下に関連しています。
肝臓を筆頭に内臓器官は、体内の代謝プロセスに深く関与しており、特に糖質や脂質の代謝に重要な役割を果たしています。
しかし、加齢や不健康な生活習慣によって内臓器官の機能が低下すると、体内の栄養素の代謝が不十分になり、体重増加や肥満が引き起こされます。

また、現代社会の忙しさや便利さがもたらす活動量の低下も、体重管理に影響を与えます。
多くの人々がデスクワークやスクリーンタイムに時間を費やし、運動不足に陥っています。
これにより、カロリーの消費が不足し、体脂肪の蓄積が進みます。

西洋医学の観点からは、筋肉量や体力、内臓機能、活動量の低下が、人間の痩せる力の低下と太りやすさに直結しています。

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東洋医学的な根本原因

東洋医学における痩せる力とは、西洋医学とは異なる独自の視点です。
東洋医学では、人間の体は自然なバランスと調和を保つことが重要であり、そのバランスが崩れるとさまざまな症状が現れます。
そのため、体重管理についてもバランスから考えます。

まず、東洋医学では体内の「気の巡り」というエネルギーの流れが重要視されます。
体内の気の流れが円滑であれば、代謝が良好に機能し、適切な体重を維持することができます。
しかし、ストレスや不摂生な生活習慣によって気の流れが乱れると、体重の増加や肥満が引き起こされます。
たとえば、ストレスや感情の不安定さが肝臓や脾臓に影響を与え、消化や代謝機能が低下することで体重増加が起こります。

また、東洋医学では体質や気質によっても体重管理が異なるとされます。
体質には陰性体質と陽性体質があり、陰性体質の人は代謝が落ちやすく、陽性体質の人は消化や代謝が活発です。
これらの体質の特性を理解し、適切な食事や生活習慣を整えることで、体重をコントロールすることができます。

また、気質には木、火、土、金、水の五行気質があり、それぞれの気質に応じた食事や運動法を行う必要があります。

さらに、東洋医学では体の部位や臓器と体重との関連も重視されます。

たとえば、腎臓や脾臓といった臓器の機能が低下すると、水分代謝や消化機能が悪化し、体重が増加します。
このため、トータルケアラボラトリーでは体内の臓器のバランスを整えるために薬膳的な食事や経絡への指圧を実施します。

さらに、東洋医学では食事や食材の性質に注目します。
食材には陰性食材と陽性食材があり、バランスのとれた食事は体内の気の流れを整え、代謝を活性化させるとされています。
また、適切な食材の組み合わせや調理法も重要であり、季節や気候に合わせた食事を摂ることが推奨されます。

東洋医学の視点では、体重管理は単にカロリー摂取と消費の問題だけでなく、体内の気の流れやバランス、体質や臓器の機能、食事や食材の性質など、包括的に取り組むことが必要です。

そのため、東洋医学的な考え方は、人に合わせてプログラムを作成し、体と心のバランスを整えながら健康的な体重を維持することを目指します。

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まとめ

統合予防医学は、西洋医学と東洋医学の視点を融合させ、健康管理や疾病予防において総合的なアプローチを提供する予防医学です。
人間の身体や心、そして環境との関係性を包括的に理解し、ニーズに合わせたプログラムを提供することを目指しています。

統合予防医学では、西洋医学と東洋医学の視点を融合させ、総合的なアプローチを提供します。
具体的には、状況やニーズに合わせた、食事法や運動プログラム、ストレス管理法などを組み合わせたプランが立案されます。
西洋医学的な手法と東洋医学的な手法を組み込んで、状況に最適なプランを作成します。

トータルケアラボラトリーは、この統合予防医学をコンセプトにした予防医療型パーソナルジムです。
トータルケアラボラトリーでは、健康的にプログラムを立案しサポートします。
西洋医学と東洋医学の知識を融合させ、ニーズに応じた包括的ケア(トータルにケア)を提供することで、健康な体重管理や疾病予防をサポートします。