博多のパーソナルジム、
『トータルケアラボラトリー』のトレーナー、
【 鳥飼 】です。
この記事では、【 鳥飼 祥秋 】の紹介をさせていただきます。
★ 名 前 ⇒ 鳥飼 祥秋 (とりかい ひろあき)
★ 生年月日 ⇒ 1987年10月19日
★ 血液型 ⇒ O型
★ 専 攻 ⇒ 統合予防医学
★ 職業・保有資格
⇒ フィジカルトレーナー
⇒ コンディショニングトレーナー
⇒ 健康管理士(健康管理能力検定1級)
⇒ 水泳コーチ・指導員
⇒ NESTA スイミングコンディショニングトレーナー
★ 座右の銘
⇒ 『 evidence based 』
※医学根拠的根拠に基づいてという意味です。
★ 注力分野
⇒ 一般の方の健康増進、ダイエット
⇒ 水泳、及びアスリートのコンディショニングトレーニング
【 動物たちによる20問のロングインタビュー 】
【 Q 01 】
レッスン指導へのスタンスを教えてください。
【 Answer 】
私は、お客様のお話を十分に聞き、「希望」と「医学的根拠」に基づいた解決策を考えることを心掛けています。
お客様はジムに行こうと思う時に、様々な目的を持たれています。ダイエット、健康増進、スポーツコンディショニング、ボディメイク。
例えば、同じダイエットであっても、お客様によって、短期的にダイエットしたいのか、太りにくい体質を手に入れたいのかでも違いますし、自分の身体について感じているイメージや、ダイエット時に重要視すべき事柄も食事のコントロールや、有酸素運動、トレーニングとそれぞれ違います。
【 Q 02 】
お客様に合わせる『オーダーメイドの指導』ということですか?
【 Answer 】
お客様の身体も10人いれば、10人違います。
骨格や筋肉の付き方、筋肉の質や過去に受けた怪我や筋肉のダメージなどの『整形科学的な情報』。
肝臓の脂質代謝などの代謝能力や中性脂肪数、有酸素能力に筋肉内のミトコンドリアによる代謝能力などの『生理学的な情報』。
お客様の現在の身体状況を示す情報は、多岐にわたります。
「医学的知識」がなければこの情報を把握し、扱うことはできません。
『医学的根拠』をもって指導に当たるためには、正しく情報を把握し、より最善の解決方法をお客様に提案していきます。
お客様にとっての最善の解決方法を見つけるには、医学的根拠に基づいたガイドラインが策定されています。これはオリジナルではなく、世界で共通して身体の状態に応じての課題解決法が決まっているのです。
こういったガイドラインをしっかり学び、お客様の持っているダイエットやトレーニングのイメージと実際に行うべき方法との違いを十分に共有することが非常に重要です。
ダイエットやトレーニングなどは、
「食事制限をして運動すればいい」
「糖質制限してけばいい」
「とりあえず大筋群の高重量トレーニングをしておけばいい」などと、
偏ったイメージを持たれている方が多いです。
その方の『目的』や『身体の状態』にあった提案をさせていただけるように心がけています。
【 Q 03 】
最善の提案のベースとなっている専攻医学について教えてください。
【 Answer 】
私の専門である『統合予防医学』に照らし合わせ、『医学的根拠』をもってお客様に最善の解決方法をお伝えしています。
『統合予防医学』とは、簡単に言えば「西洋医学」と「東洋医学」を良い所取りした医学です。
効率のよい効果を求める「西洋医学」の考え方と、根本の課題を見つけ改善をはかる「東洋医学」を組み合わせ、お客様にとって最適にブレンドした解決方法をご提案する学問です。
統合医療という臨床での学問はメジャーなものになってきましたが、私たちは予防と回復の職人です。
病院に行く前の段階のすべての人や、病院から退院したすべての人に対して統合医療の考え方をベースに作られた『統合予防医療』というこの学問はまだまだ普及していません。
しかし、スポーツ、フィットネス、健康増進、ダイエットなど多くの方に実践できる考え方であるため私は体系化、普及させるためにこの会社を作りました。
【 Q 04 】
『統合予防医療が、会社の名前の由来だ。』と、お聞きしました。
【 Answer 】
その通りです。
「統合予防医療」を学び、多くの人々に届けるために尽力したいという考えのもと「統合予防医療研究所の英語名」、
『 株式会社 Total Care Laboratory 』
を社名にしました。
【 Q 05 】
「統合予防医療」に少し興味がわいてきました。
詳しく教えてください。
【 Answer 】
例えば、風邪であれば、風邪薬を飲んで治すとおもいます。
インフルエンザだったら、インフルエンザの薬を飲みますよね。
実は、これって「西洋医学的」な考え方で、症状の改善を最も短い時間で行う方法です。
基本的には、即効性のある西洋薬を処方されます。効果は高いですが、副作用もあることが多いですね。
対して、「東洋医学的」に考えたときは、風邪をひいてしまった根本的な原因は病弱な体質にあるという考え方になります。
時間がかかってもいいので、根本の原因である病弱な体質を改善していきます。
処方されるのは東洋医療では、生薬や自然の物を用いた漢方薬などが処方されます。
自然の物を摂取するという考え方に基づいています。
これを『予防医療のジムで、ダイエット目的のお客様』で例えてみましょう。
西洋医学的に考えれば、短期間で痩せるために筋力トレーニング、食事制限、有酸素運動、プロテインの摂取などが考えられます。
東洋医学的に考えれば、太りやすい根本の原因である内臓の浄化や生活習慣、食事習慣の改善、代謝量の改善、有酸素能力の改善など体質の改善に着目します。プロテインではなく身体の浄化作用のある食べ物や生薬、漢方などがおすすめされます。
【 Q 06 】
早く痩せたい人なら『西洋的な考え方が良い』ということですか?
【 Answer 】
「西洋医学」と「東洋医学」のどちらが 〇 で、どちらが ✕ ということは決してありません。
より良いブレンドをしていく事で、最適な解決方法を図っていきます。
私は、お客様にとっての最善の結果を得るため、お客様から十分にお話を聞き、情報を得て、組み合わせることによって最善の解決策を検討することを心掛けています。
【 Q 07 】
「お客様が短期間で痩せたいと思っている方が多い」と思いますが、西洋的な考え方のダイエットを多く指導されますか?
【 Answer 】
確かに、多くのお客様が早く痩せたいという考えを持たれています。
『統合予防医療』には、西洋と東洋の考え方のバランスを取ることが良いと考えられています。
多くのお客様は早く痩せるために食事制限やプロテイン、筋トレのことしか考えていません。
そこで、私たちトレーナーが反対側に立って東洋的な指導をアドバイスするように心がけています。
【 Q 08 】
反対側に立つとは?
【 Answer 】
例えば、西洋的な短期間ダイエットでは、本人の太った根本的な原因に介入する機会を失ってしまいます。
運動不足や、食事習慣が太った原因だと考えている方が多いのです。
実際に、太ってしまった原因を特定すると食べ過ぎや運動不足だけが原因で太ってしまった方は、2割程度しかいません。
もちろん、食事制限やトレーニングを実施すれば痩せることはできます。
しかし、根本の原因を放置してしまうと、ダイエットが終わった後に結局また太ってしまいます。
そこで、根本的な原因を特定し、体質改善を行い太りにくく、痩せやすい身体を作っていくために東洋医学的な視点からアドバイスをさせていただきます。
すると、「西洋医学的な視点」と「東洋医学の視点」がちょうどバランスよく組み合わせることができます。
【 Q 09 】
ちなみに太ってしまう『根本の原因』ってどのようなことですか?
【 Answer 】
『ガイドライン』には、13個の原因が挙げられており、そのうち「行動が原因となるもの」と「体質が原因となるもの」に分かれています。
『行動』には、アルコールやたばこ、食べ過ぎや運動不足が挙げられます。
『行動』に問題がある場合は、『行動』を改善します。
しかし、多くの場合は『体質』に問題があることが多いです。
ストレス、不眠、内臓の機能低下、代謝能力低下などの『体質』に問題がある場合や、筋肉量の低下、有酸素運動能力の低下など『運動機能』に問題があるケースもあります。
これら『体質』や『運動機能の低下』が原因の場合は、『行動』の改善ではなく、『体質』の改善を行っていきます。
【 Q 10 】
『糖質制限』 ✕ 『筋力トレーニング』というスタイルのジムが主流になっていますが、『統合予防医療の視点』から見るとどう思いますか?
【 A 】
危険な場合も多くあるかな、と感じています。
例えば、筋肉量が少なくて、太りやすい身体になってしまった方には、「食事制限」や「糖質制限」は逆効果だと言われています。
いったんはもちろん痩せるのですが、筋肉の質や量を下げてしまいやすくします。結果、根本の原因である筋量の低下を更に悪化させ、リバウンドリスクが高まります。
「肝臓」が、機能低下を起こしてしまう方はさらに危険です。
肝臓の機能低下を起こした方は、脂質の代謝機能が落ちています。
「糖質制限」を行えば、体重や体脂肪の一時的な減少は確かに簡単に行えるのですが、肝臓の機能低下した人が糖質量を下げると、更に肝臓のダメージが増えることが分かっています。
そして、そこに「プロテイン」などの高タンパク質を摂取すると肝臓を中心にや腎臓、消化器系にとってはダメージは大きくなってしまいます。
近年の健康ブームによって、誤った方法でのダイエットが影響しているのかはわかりませんが若い世代での血液透析患者数も右肩上がりに増え続けています。
血液透析とはもともと50代以降の腎臓の疾患がある方が多かったのですが、近年の若い方の肝臓疾患や腎臓疾患の増加を見ていると誤った健康ブームが来ているのかなと感じています。
【 Q 11 】
健康ブームも「健康に良さそう」ブームなのかもしれませんね。
【 Answer 】
たしかに。(笑)
「健康に良さそうだ」と思ってやっていることが、実は逆効果だったということは多くあります。
この前も、肥満が原因で尿酸値が上がり、痛風に悩んでいるお客様のお話を聞いていて「タンパク質を取るためにサラダチキンを食べるようにしている!」と言っていました。
お肉の中では、鶏肉は豚や牛に対して「プリン体」が多いのでやめておいた方がいいですよとお伝えしたら驚いていました。
その方は、ダイエットのためにトライアスロンをされているそうです。
過激な運動も尿酸値をあげてしまいます。有酸素能力を計測しても平均値以下だったので、ウォーキングから始めましょうと軌道修正を行いました。
【 Q 12 】
「サラダチキン」に「トライアスロン」。ストイックに感じます。
【 Answer 】
ストイックに頑張ろうと思っても、本来の目的に対しては逆効果だということを知らずにやってしまう方が多いですね。
「健康に良さそう」ブーム。確かにその通りかもしれません。
【 Q 13 】
トレーナーになった、きっかけを教えてください。
【 Answer 】
トレーナーを目指したきっかけは、私が水泳をしていたことでトレーナーの先生に教えてほしかったなという思いが多くあったからです。
幼少期から水泳を行っていまして、実はオリンピックに出ることに憧れていました。
2001年、中学生の時に世界水泳が福岡で開催されました。
【 Q 14 】
『世界水泳』は、中学生の鳥飼さんにどう映りましたか?
【 A 】
オリンピック選手になる夢を一瞬で捨てましたね。(笑)
選手がウォーミングアップで普通に泳いでるタイムの方が、私の全力で泳いでいるタイムより早かったんです。
選手ではなく、指導者としてオリンピックを目指したいなと感じました。
【 Q 15 】
『トレーナー』より先に『水泳指導者』になったんですね。
【 Answer 】
はい。大学も実は、水泳を学びに「スポーツ科学部」に入学しました。そこで、水泳の指導のいろはを学び、その中でトレーナーの勉強もしました。
知らないことが多くあり、「トレーナー」もスポーツトレーナー、フィジカルトレーナー、コンディショニングトレーナー、アスレティックトレーナーと多くの分野があることを大学で知りました。
現役の時に知っておきたかった知識ばかりで、本当に目から鱗の状態でした。
【 Q 16】
現役時代は、「トレーナー」から指導は受けませんでしたか?
【 Answer 】
もちろん「トレーナー」の先生に教わりましたが、「フィジカルトレーナー」の先生から教わりましたので、筋トレで身体を大きくし、強くする内容がメインでした。筋出力を上げたり、コンディショニングを意識するなどはほとんどなかったです。感謝はしていますが、あれでは勝てないと本気で思いました。
【 Q 17 】
海外で水泳に触れる機会があったと聞きました。いかがでしたか?
【 Answer 】
それこそ海外の水泳はチーム競技でした。
トレーナーやコーチ、栄養士にスポーツドクター、分析員などプロフェッショナル集団がチームになっていて選手と対等な関係に立っていました。
日本では、コーチが全てを指導し、選手に教える立場が目立ちます。
しかし、海外では選手が自分の考えを持ち意見する光景を多く見ました。というよりも、そのような選手でなければ海外ではチームから無視されがちでした。(笑)考えを持ち、自分から積極的にチームを利用できない選手はチャンスすらないんだなと感じました。
日本の水泳チームだったらみんな無視されてしまいます。ある意味、日本は優しいのかもしれません。
【 Q 18 】
統合予防医療を最初に学んだのはいつですか?
【 Answer 】
大学在学中に、「東洋医療」や「西洋医療」をバラバラに学び、『統合医療』という考え方も知っていました。
しかし、本格的に現場レベルで使いこなしている人間も施設も知りませんでした。そんな考え方あるんだなくらいで。
しかし、意外と海外の方が『統合予防医療』の考え方を一般の人にもアスリートにも積極的に使っていて、そこから日本に帰ってきて真剣に勉強しました。
日本にはない、新しく素晴らしい考え方だと思いました。
何とか体系化して、一般人の健康増進やアスリートに使えないかと学び続けました。
【 Q 19 】
体系化する、とおっしゃっていますが?
【 Answer 】
日本には、『ガイドライン』こそ手に入っても、実践している専門家がいません。
なら、作るしかないと思いフィットネスと相性がいいので融合させたマニュアルや流れを体系立てて作っています。
なので、『研究所=ラボラトリー』という名前がつくんです。
【 Q 20 】
最後の質問になってしまいました。あなたの夢を教えてください。
【 Answer 】
もちろん、変わらず『オリンピックに出ること』です。
『統合予防医療』の考え方を活かしたトレーナーか、『水泳指導者』として、実現出来たらいいなと感じています。
会社的な夢は、『統合予防医療』の普及が目的なので、体系化されたマニュアルのある店舗を展開をできたらいいなと考えています。
【 Q 】
ありがとうございました!
【 Answer 】
ありがとうございました!
★ 経歴
九州産業大学附属九州高校 卒業
福岡大学スポーツ科学部 卒業
株式会社S&F から 大手スポーツクラブ勤務を経て
2017年、株式会社Total Care Laboratory を開業。
★ メディア出演
24時間テレビ
Love FM など多数
★ 講演・セミナー
南区薬剤師会「健康セミナー」
他、企業セミナー多数