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流行のダイエットで失敗したNASH患者(非アルコール性脂肪肝炎)

【著者 パーソナルトレーナー・健康管理士・健康管理能力検定1級 鳥飼 祥秋】

糖質制限ダイエットは、今や主流のダイエット方法として広く認知され、多くの成功例が報告されています。

その効果に救われた人々の中には、身体に合わない人も存在します。

全ての人が糖質制限ダイエットを行うべきかどうかは疑問です。

このようなテーマに焦点を当て、トータルケアラボラトリーの実際のお客様の例を紹介します。

「糖質制限ダイエットに挑戦したけれど、リバウンドした」というお客様のお話です。

『トータルケアラボラトリー』では、
【健康管理士資格保有者】と【トレーナー資格保有者】があなたの健康、ダイエット、美容についてサポートさせていただきます。

【統合予防医療】と【フィットネス】をコラボさせた『パーソナルトレーニングジム』です。

【健康管理士】であり、【トレーナー】でもある『鳥飼』が情報をブログにて配信しています。

是非、過去の記事も参考にしてください。

お客様のお話

今日は非アルコール性脂肪肝炎に気づかず流行のダイエットを実践し、リバウンドを続けていたお客様のお話です。

5年ほど前に、私はダイエットに成功しました。
10kg減量を達成し、満足し自信にも満ちた日々を過ごしました。
しかし、2年後には10kgリバウンドしてしまいました。
お酒を飲まないにもかかわらず、お腹周りが出てきて結果元の体重に戻ってしまったのです。

その後、痩せるために、パーソナルジムに通いました。
パーソナルジムでは糖質制限、タンパク質の多い肉類の摂取、プロテインの摂取をおススメされ頑張って継続しました。努力を重ねたため確かに10kg程度痩せましたが、ジムを辞めるとリバウンドしてしまいました。
また違うジムを探して通ってもリバウンドしてしまい、繰り返すこと3つのジム。
同じパターンでダイエットとリバウンドが繰り返され、私の苦悩は深まるばかりでした。
大食いでもなければお酒も飲まないのになぜかリバウンドしてしまう。
ジムで教わった糖質制限も、お肉やプロテインの摂取も頑張って続けています。
理解できませんでした。
そんな時、私は予防医療型のパーソナルジム、トータルケアラボラトリーを紹介されました。
私は早速相談に向かいました。
トータルケアラボラトリーでは、私の血液検査のデータやこれまでの経緯を聞き、病院での肝炎の検査を勧められました。
お勧めされた通り病院に行き、フィブロスキャンという検査を受けた結果、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と診断されました。
これまでのダイエットは私の身体に逆効果だったことも判明しました。
糖質制限、油摂取、プロテインの摂取は、肝炎の影響で脂質代謝異常を引き起こし、肝臓に負担をかけていたのです。私の肝臓は肝硬変一歩手前まで進行していました。

しかし、今では私は病院でNASHの治療を受けながら、トータルケアラボラトリーのサポートも受けています。トータルケアラボラトリーでは、私の肝炎に合わせた食事や運動を提案してくれます。
安全で効果的なダイエットを実践し、肝炎の治療も進めています。

この経験から、一般的な流行のダイエットが必ずしも健康に良いとは限らないということです。
体質や健康状態に合った方法が大切だと痛感しました。
今では健康的な体重を維持し、肝炎との闘いにも前向きに取り組んでいます。

NASH

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)とは、肝臓の炎症と肝臓の脂肪が異常に蓄積し、肝細胞に損傷を引き起こす病気です。

NASHは、肝臓の脂肪肝が進行し、肝臓の炎症や線維化(怪我のかさぶたが広がって肝臓が硬くなっていく事)が進行する段階です。

進行すれば肝硬変や肝癌などを引き起こすリスクが高まります。


NASHの主な原因は、無理なダイエット、肥満、高脂血症、糖尿病などです。

これらが原因で、肝臓に脂肪が蓄積し、炎症や線維化が進行します。

また、遺伝、食生活、運動不足、ストレスなどもNASHの発症に関連しています。


初期のNASHでは症状がほとんど現れず、無症状の場合が多いです。

しかし、肝臓の炎症や線維化が進行すると、疲労感や右上腹部の圧迫感、腹水(腹部に水が溜まる症状)、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)などの肝機能障害の症状が現れます。


NASHの診断は、フィブロスキャン、血液検査、画像検査、肝生検などを組み合わせて行われます。

血液検査では、肝酵素(AST、ALT)、γ-GTP、アルブミン、ビリルビンなどの数値が異常であることが確認します。

また、画像検査では超音波検査やCT、MRIなどが用いられ、肝臓の脂肪蓄積や線維化の程度を評価します。肝生検によって肝組織を詳細に検査し、NASHの診断が確定されます。


NASHの治療は、生活習慣の改善や医薬品の服用が行われます。

生活習慣の改善では、肥満や高脂血症、糖尿病などのリスク因子の改善が重要です。

適切な食事、適度な運動が推奨されます。

また、医薬品としては、脂肪肝の進行を抑制する薬や炎症を抑える薬が使用されます。


NASHの予防には、健康的な生活習慣の確立が重要です。

また、無理なダイエット、極端な食生活、肝臓に負担のある脂質やタンパク質の過剰摂取、肥満や糖尿病などの生活習慣病がある場合は、それらの管理が肝臓の健康を保つために不可欠です。

糖質制限と油、プロテイン

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者にとって、糖質制限ダイエット、油の摂取、プロテイン飲料の摂取は、健康に悪影響を及ぼします。


①糖質制限ダイエットは、炭水化物の摂取を制限し、血糖値の急激な上昇を抑えることを目的としています。一般的に、糖質を制限することで体重を減らし、インスリン抵抗性を改善し、脂肪の蓄積を減らす効果が期待されます。
しかし、NASHの患者にとって、糖質制限ダイエットは悪影響を及ぼします。

なぜなら、肝臓が炎症や脂肪の異常蓄積で損傷を受けている場合、炭水化物の過剰な制限は肝臓に負担をかけるからです。

肝臓は、糖質をグリコーゲンとして貯蔵し、エネルギー供給源として利用する重要な役割を果たしています。

糖質を制限することで、肝臓は他の代謝経路に依存し、肝機能の悪化や肝臓の病気の進行を促進する可能性があります。


NASHの患者が適切な栄養摂取を行うためには、ダイエットを行う前に医師や健康管理士と相談することが重要です。

個々の病状や健康状態に合わせて、適切な栄養バランスを確保する必要があります。

また、炭水化物の過剰な制限を避け、肝臓に負担をかけないようにすることが大切です。


②油は、エネルギー源として重要な役割を果たすだけでなく、脂溶性ビタミンの吸収や細胞膜の構成要素としても必要です。

脂肪酸は、炎症を抑制し、健康な細胞の機能を維持するために必要な役割を果たしています。

しかし、NASHの患者にとって、油の摂取量が過剰である場合、肝臓に負担をかけます。

特に、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取が多いと、肝臓への脂肪蓄積を促進し、炎症を悪化させます。


NASHの患者は、油脂の摂取量を適切に管理することが重要です。

健康的な脂肪源として、オメガ3脂肪酸やモノ不飽和脂肪酸を含む食品を重点的に摂取することが推奨されます。

また、食事の調理方法や食品の選択に注意し、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を避けるように心がけることも重要です。

③プロテイン飲料は、筋肉の修復や再生に必要なタンパク質を供給するために利用されます。

特に、運動後の筋肉の回復や増強を目的として、多くの人々がプロテイン飲料を摂取しています。

ただし、NASHの患者がプロテイン摂取を行うと、肝臓に負担をかけます。

なぜなら、肝臓はタンパク質の代謝にも関与しており、濃厚なタンパク質の摂取は肝臓に余分な仕事を強いることになります。

NASHの患者は、プロテイン摂取量を適切に管理することが重要です。

医師や健康管理士と相談し、適切なタンパク質の摂取量を把握し、過剰な摂取を避けることが必要です。

また、タンパク質源として、脂肪が少なく、消化しやすい食品を選択することも重要です。

まとめ

糖質制限ダイエットは、多くの人々にとって体重管理や健康増進のための有効な方法として広く知られています。

炭水化物の摂取を制限することで血糖値の急激な上昇を抑え、脂肪燃焼を促進するとされています。

そのため、多くの人が糖質制限ダイエットを試み、成功を収めるケースも少なくありません。

しかし、糖質制限ダイエットがすべての人にとって適しているわけではありません。特に、健康状態に問題がある場合、糖質制限ダイエットが逆効果になる可能性があります。その典型的な例が、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の患者です。

NASHは、肝臓に脂肪が異常に蓄積し、炎症や線維化が進行する疾患です。糖質制限ダイエットは、一般的に脂肪燃焼を促進するため、体重減少や代謝改善に効果的とされています。しかし、NASHの患者にとっては、糖質制限ダイエットが肝臓に余分な負担をかけ、病状の悪化を招く可能性があります。炭水化物の制限によって肝臓に負担がかかり、肝炎の症状が悪化するケースが報告されています。

このように、健康に良いとされていることであっても、体質や健康状態によっては合わないことがあります。そのため、一般的なアドバイスや流行のダイエットを盲目的に信じるのではなく、自身の体質や健康状態を考慮した適切な方法が重要です。

トータルケアラボラトリーでは健康管理士が一人ひとりの健康状態や体質を総合的に判断し、その人に合った取り組みを提案します。

最適なケアプランを立てることで、患者の健康増進や疾患の管理をサポートします。

具体的には、トータルケアラボラトリーでは、病歴や健康診断結果、生活習慣、食事などを総合的に評価し、個別のニーズに合わせた栄養指導や運動プランを提供します。

また、必要に応じて医師の診察や検査をお勧めし、適切な病院を紹介します。

このように、トータルケアラボラトリーは、健康に良いとされる一般的なアプローチに囚われることなく、状況に応じた適切なケアを提供します。

そのため、糖質制限ダイエットなどの一般的な方法が適切でない場合でも、トータルケアラボラトリーのサポートを受けることで、健康な生活を送ることができます。