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歴史が紡ぐ、薬膳料理や中医の考え方の魅力

【著者 パーソナルトレーナー・健康管理士・健康管理能力検定1級 鳥飼 祥秋】

ダイエットは、成功すると健康と幸せをもたらすものであるべきだと考えます。

薬膳の考え方は食生活の改善を通じて、より栄養バランスが優れ、一生涯継続ができて、ダイエットも成功させることができます。

薬膳の考え方は東洋医学の、生活全体のバランスと調和という思想に始まります。

人の体は複雑で、さまざまな栄養と食品が、健康と幸せの維持に必要だと考えられています。

さまざまな食品が、身体にどのような影響を与えるかを理解することで、食事の選び方について正しい情報をもとに選択することができるようになります。

今日はそんな、薬膳の話をしたいと思います。

トータルケアラボラトリーでは健康管理士資格保有者とトレーナー資格保有者があなたの健康、ダイエット、美容についてサポートさせていただきます。
統合予防医療とフィットネスをコラボさせたパーソナルトレーニングジムです。

健康管理士であり、トレーナーでもある鳥飼が情報をブログにて配信しています。

是非、過去の記事も参考にしてください。

薬膳と食養生

薬膳は食養生といわれる、食べ物によって体を健康的に、そして強く美しくしていくという考え方です。

日本における食養生は、日本料理に基礎があります。

日本料理は長い歴史があり、その起源は農耕と動物の家畜化を利用した縄文時代(紀元前14,000年~紀元前300年)にまで遡ります。

時間の経過とともに、日本料理は中華料理や西洋料理などの影響を受けて進化し、発展を遂げてきました。

東洋の食は、季節、鮮度、バランスを重視することが特徴です。

米、魚介類、野菜、大豆など、自然が育んだ食材を使用することが日本料理の基本です。

さらに、伝統的な和食の概念は、料理の視覚的な魅力、食品の調和の重要性を強調します。

食養生は日本人に少なからず、無意識であっても生活に影響を与えています。

日本料理は文化の不可欠な部分で、国民のアイデンティティを形成する上で寿司、刺身、天ぷら、ラーメンなどの伝統的な日本料理は、地元の人だけでなく世界中の人々に楽しまれています。

料理は、栄養価が高く新鮮な食材を豊富に使った、バランスの取れた食事を重視しています。健康に重点を置いていることが、世界で最も健康的な食の国であるという評判に貢献しています。

食養は、お祝い、冠婚葬祭儀式の食事に欠かせないもの、社会生活においても重要な役割を果たしています。日本では他の人と食事を共有することは、人間関係を構築し維持するために不可欠な側面であると考えられています。仲良くなりたい人を食事に誘う文化が根付いています。

最後に、日本料理は美的な伝統的な価値観が根ざしています。懐石として知られる料理の盛り付けでは、それぞれの料理の美しさと調和が表現されます。

薬膳の歴史

薬膳という言葉自体は、比較的新しいものです。

今から40年前、中国の首都である北京にあるレストラン「同仁堂」でこの言葉が使用されました。

薬膳という言葉は比較的新しいのですが、薬膳の考え方は長い歴史の集大成と言えます。

東洋医学の一つである伝統中国医学では食事療法、食事で栄養補給、食事で健康を養うということをそれぞれ食療、食補、食養といいます。今ではそれらをまとめて、薬膳と呼んでいます。

薬膳とは統計学的に体を治したり予防する効果を認められたものが、記録され医学書にまとめられ、医療体系化されたものになります。昔の中国の医者の努力の成果物として長い年月を経て導き出された予防医学です。

伝統中国医療として長い歴史の上で成り立ったものの1つです。

薬膳は伝統中国医療の1つであるので、伝統中国医療の考え方に従って病気を予防したり治療するための治療食です。

医学的な要素が入っていることので、中医の知識を身に着けて実践することが最も効果的に薬膳を役立てることにつながっていくでしょう。

トータルケアラボラトリーでは中医学の知識を利用して、薬膳の考え方をお客様の食事のアドバイスに生かすように意識的に取り組んでいる日本で唯一のパーソナルジムです。

私たちの身近なところにも中医学の知識というのは生かされています。風邪を引いたらネギや生姜を食べることも伝統中国医療の知見を活かした習慣です。

胃の調子が悪い時にキャベツや大根を食べることもいな軸伝統中国医学の知識に基づく習慣です。

おばあちゃんの知恵とも呼ばれる伝統中国医療は実は、3000年前の中国を中心に広まった歴史ある医学の知識だったのです。

では、実際に3000年前から中国医療の歴史についてみていきたいと思います。

薬膳の歴史については、きっと興味ある方は、ほぼいないと筆者が邪推しており必要最小限に抑えてご紹介いたします。

★周(紀元前1,000~紀元前256)
「周礼:しゅうらい」と呼ばれる古典書があり、「食医」と呼ばれる医者の存在が記述されています。薬膳の始まりです。周の時代は医師が4タイプに分類されていました。

食医、疾医:内科、傷医:外科、獣医の4タイプです。

4タイプの中でも最も影響力が強い医者が食医。食医とは当時は民間人の住む場所にはおらず、工程の専属の医師として宮廷にいる医者でした。季節、陰陽、五行などの調和を考え味や栄養の配合を整え、食事によって病気の予防や治療を行っていました。

★漢(紀元前202~紀元200)
最も中国医療に影響を与えた医学書である「黄帝内経:こうていだいけい」は、春秋戦国時代に制作が始まり漢の時代に完成しました。食療、食養について初めて整理される形で記載されています。

「病気であるか、どのような病気であるかに関係なく問診では必ず食事のことを聞く必要がある」

「病気の症状ではなく、根本の原因を改善して初めて治療ができる」

「即効性があるのは薬だけど、コツコツ身体を深部から治すのは食事である」

このように食事の重要性が書かれた歴史的な医学書です。 また、「神農本草経:しんのうほんぞうきょう」という本には、今の漢方薬に当たる薬草調合の考え方が整理された状態で記載されています。

★唐(618~907)
「備急千金要方:びきゅうせんきんようほう」この本はなんと全部で30巻もある大作でした。

ここでは初めて「食事療法」だけに焦点を当てて解説した内容となります。

病気の予防や治療は、最初は食事でアプローチすべきだ。それで身体の反応が良くなかった場合には薬の使用を検討する。ということが書いてあります。

もともと、伝統中国医療は調和、つまりバランスを大切にする医学です。

身体のバランスが崩れたときに病気が起こると考え荒れています。

バランスの崩れ方が軽い状態だと、食事の調整だけで薬は使用しないことがいいとされています。

これは現在にも通じる考え方です。

現代で言う、食事療法と保存療法で対処するということが書いてあります。

★宋 (916~1127)
「養老奉親書:ようろうほうしんしょ」という本が制作されました。

食事療法について書かれた専門書です。

具体例として231種の食事の食養例が紹介されています。

231種類のうちの162種類は、食事のみの食事療法を基礎とした治療、滋養強壮、病気の予防のためのものです。

伝統中国医療の基礎理論となる「体質を考え、漢方薬や食べ物の相性」を原則とした調理法が初めて細かく記載されました。

★明・清(1368~1911)
食事療法、薬膳に関連する理論や調理法も豊富に紹介されました。

宮廷医の考え方や治療の仕方も民間に普及し、中国医学が一般人にも浸透し始めました。

健康、美容、病気予防が広く普及するようになります。

あなたは何タイプ??陰陽五行

東洋医学には五行説という考え方があります。

もともとは中国の古代哲学である道家や陰陽思想の考え方です。

五行説は、宇宙と自然界の現象を説明したものです。

宇宙や自然界にあるすべての物質について、全部に相互関係がありバランスを取ってこの世の中に存在しているという考え方です。

理解するためには、古代中国の人々が自然界の変化やパターンをどのように観察し、それらをタイプ分けするために開発されました。

五行説では、全ての物質は5タイプに分けることができると考えられています。

木(もく)、火(か)、土(ど)、金(きん)、水(すい)の5つのタイプです。

この5つのタイプとエネルギーが存在すると考えられています。

アニメやゲームに出てくるモンスターも、たいていこの5タイプに分類されますよね。

同じです。

これらのタイプは、物質的なものだけでなく、所有するエネルギーも表しています。

雷属性のピカチューは、電気を帯びているだけではなく放電することによって攻撃もできますよね。

同じことです。

各タイプは特定の性質や特徴を持ち、相互に作用し合ってバランスを保っています。

ピカチューは電気攻撃は効きません。水タイプのゼニガメは雷タイプに弱いので、雷属性のピカチューの攻撃には弱いですよね。

そうやって相性が合ってバランスを取っています。

五行説タイプ

①木(もく)

木は成長と展開を象徴。生命力や創造力を表す。木の特徴は柔軟性と成長性、春の季節に関連するタイプ。木は風を制御し、土を養い、火を燃やします。

②火(か)

火はエネルギーと変化を象徴。活動性や情熱を表す。

火の特徴は明るさと上昇性、夏の季節に関連するタイプ。

火は木を制御し、金を溶かし、土を焼きます。

③土(ど)

土は安定性と信頼性を象徴。根源的なものや基盤を表す。

土の特徴は安定性と忍耐力であり、季節は主に晩夏から晩秋に関連するタイプ。

土は水を吸収し、木を固定し、金を抑制します。

④金(きん)

金は組織化と収束を象徴。

知識や知恵を表す。

金の特徴は硬度と収束性であり、秋季に関連するタイプ。

金は土を掘り起こし、水を貯め込み、火を溶かすことができます。

⑤水(すい)

水は流動性と柔軟性を象徴。洞察力や直感力を表す。

水の特徴は冷たさと下降性であり、冬季に関連するタイプ。

水は金を制御し、火を消し、木を潤します。

薬膳の基本


薬膳は、中国の伝統的な医学である「中医学(中国医薬学)」の理論をベースに発達してきた学問の一種で、正式名称は「中医営養薬膳学」と言います。

中医学で根付いている「陰陽」という考え方は薬膳の基本となっています。

昼と夜を表す言葉「陰と陽」を基本とし、身体を冷やす食べ物、温める食べ物を分けて考えます。

そこに、自然界のあらゆる物質を5つのタイプに分けた「五行」を合わせることで、食材と人体の両方を捉える医学になりました。
中国では薬膳も正式な医療として扱われており、医大では授業科目として認定されています。

薬膳の大きな特徴として、体の状態に合わせた食材を選びます。

食事を選ぶ時の基準は、味や食材、見た目や値段といった食材側のポイントを考えることが一般的です。

食材そのものが持つ栄養素、味は食事にとって重要なポイントです。

しかし、薬膳の考え方は人にあります。

食事を選ぶ前に、まず自分自身を見つめてみることが薬膳の考えです。


そもそも人間の体質は千差万別で差があります。

更に、季節が変わり天気に変化が生まれれば、体調にも影響が出てくる事でしょう。

西洋医学では季節や人体よりも食材の栄養素に注目します。

しかし、薬膳は体の状態を重要視します。

自身の体質・体調、季節、気分などを考慮し、適切な食材を選びます。

未病

「未病」は病気になっていない状態のことを指します。

薬膳はこの未病に注目し、病気になる前から免疫力を高める予防医学の役割を担うことも重視しているのです。

逆に西洋医学をベースにした管理栄養学では食材の栄養素に重点を置きます。

そのため薬膳よりも高い即効性を持つのが西洋医学の特徴です。

薬膳の魅力は身近なスーパーで購入できる安価な食材を用いて、体に合わせて調理することができる点です。

薬膳料理は、誰にでも実践できるほどハードルが低いのです。

何の変哲もない普通の食材も、季節や体調に着目して使い分けることで健康促進に大きな効果をもたらすというのが薬膳の考え方です。

陰と陽


体調に合わせて食材を選ぶときに、薬膳においては「陰陽五行説」の考えで食材を選びます。


「陰陽五行説」と言っても、実は「陰陽」と「五行」は全く別の考え方です。

これは古代中国人達が日々の生活の中で発生する自然現象を観察し、この世すべての変化を解き明かした思考方法と言われています。

「陰陽」は、世の中にある全ての物事は陰と陽に分けられるという考え方です。

この陰と陽は互いに対立しながら相関し合うものとされます。

陰は「暗い」「冷たい」「重い」「湿る」、陽は「明るい」「暖かい」「軽い」「乾燥」。

朝になれば日が昇り、夜になれば沈んでいくという太陽の動きが陰陽を表しています。


薬膳においては陰陽どちらかに偏ると体のバランスが崩れているとされます。

陰に偏れば、冷え性や重い疲労感などが発生し、逆に陽に傾くと、体が火照る、肌が極度に乾燥してしまうといった症状が出るというわけです。

五行

薬膳の五行とは、自然界の物質を「木・火・土・金・水」の5つの性質に分けたものです。

5つの物質の特徴や相互関係に着目し、五行の働きと変化をベースにして人体と自然界を考えることになります。

まずは木。木には発散・柔軟・伸びる・生長という特徴があります。自然界で木に該当するのは、春と東風になります。春になり東風が吹くと、草木が生長する点を見れば分かるのではないでしょうか。

次は火。火は熱い・明快・上昇といった性質を持ちます。該当するのは夏や心です。

次は土。土は植物・動物・甘という性質があります。中国の中原地方は、適度に湿り気があり、寒くも暑くもない農作物に適した環境という事で、土に該当すると言われていました。

次は金。金は静粛・光沢・清潔・変革といった性質を持っています。金に該当するのは季節の秋。空がきれいに澄み渡り、乾燥した西風が、熟して金色に輝く農作物の収穫時期を知らせる季節という意味です。

最後は水。冷たい・水が高いところから下に流れる事という性質を持ちます。水に該当するのは寒い冬。人体でいえば、全身の水分を管理する腎です。

薬膳の五性

薬膳の五行に対応するのが「五性」。五行が自然界全体を含む大きな考え方に対し、五性は食べ物の性質を「寒性、涼性、平性、温性、熱性」の5つに分けたものになります。
野菜を食べたり、水を飲んだりした後、体にどのような影響を与えるのかによって分類されるのが特徴。体を強く冷やすものは寒性、寒性を弱くしたものが涼性です。
逆に体を温める性質を持つものは熱性、熱性より程度が弱いものが温性になります。
また、体を温めることも冷ますこともしない、中間に位置する食材は「平性」です。

温性、熱性の食べ物には新陳代謝を促進し、カロリーの消費を高めるという性質を持つため、貧血や冷え性の人におすすめされています。
反対に寒性、涼性は新陳代謝を緩やかにして、カロリー消費を抑えるという特徴があります。そのため高血圧やのぼせ症に悩む人に推奨されることが多いです。
ただし、五性においても五行と同様に偏り過ぎはかえって悪影響を及ぼすと言われているので注意しましょう。
寒性、涼性の食べ物には西瓜、ゴーヤ、バナナ、トマト、そば、なす、きゅうりなどがあります。
温性、熱性にはとうがらし、生姜、酒、みかん、鮭、玉ねぎなど。季節ものの食材が多く見られるのが特徴です。
平性は日常的に食べているものが多く、キャベツや豚肉、ニンジン、うるち米などになります。日々の食事では五性のバランスを考えて調理すると良いでしょう。旬の食材は、季節にあわせた相応しい性質のものが多いというのも覚えておいてください。

五臓


人体における「肝・心・脾・肺・腎」も薬膳においては重要な要素の一つです。五行や五性も五臓と対応しており、食材選びによって臓器の働きを促進するという面もあります。五臓の役割、食材との組み合わせを見ていきましょう。

まずは肝。血を作り体全体に巡らせ蓄える役割を持っています。他にはストレスから身を守る、目の働きに影響するという特徴もあります。肝に影響する食材は、ウナギやセロリ、セリや小松菜など。季節で言えば晴ればれとした春に該当します。

次は心。全身に血を循環させる大きな役割の他、精神を良好に保つ、冷えを防ぐと言った働きも担っています。心に働きかける食材は、卵や小豆、スイカやトマトなど。該当する季節は夏になります。

次は脾。中々見かけない漢字かと思いますが、胃や小腸と言った消化器官の事を指します。食材を吸収、分解して体全体に栄養を届ける役割をもつ重要な器官です。食欲不振、けだるさ、むくみは脾の弱りを示していると言われます。脾に影響を与える食材は、米、大豆、ニンジン、生姜など。胃腸を強くしたり、便秘に効果があるものが多いのが特徴。

次は肺。呼吸をつかさどる他、体内の水分調節、免疫機能の調節、肌の保護といった広い範囲に影響を与える器官です。肺の代謝バランスが崩れてしまうと、風邪、花粉症、息切れといった症状を引き起こしてしまいます。肺に影響を与える食材は、玉ねぎ、銀杏、山芋、大根、白菜、レンコンなど。季節で言えば秋に該当します。

最後は腎。泌尿器系の役割はもちろん、ホルモンバランスの調整、老化予防、発育の促進、エネルギーの蓄積といった働きをもっています。骨や歯に密接な関りを持ち、腎機能が低下すると、腰痛や骨粗しょう症の起こる原因となってしまうことも。腎に影響を与える食材は、鮭、アジ、エビ、昆布、黒豆、黒ゴマなどです。肌や髪のうるおいといった美容に直結する器官ですので、覚えておいて損はありません。

五味

五味は皆さんにとってより分かりやすい要素かと思います。

食べ物の味を「酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(かん味)」の5つに分けるというもので、イメージしやすいのではないでしょうか。

酸味はリンゴ、ブルーベリー、スモモなど。発汗を抑え、下痢や咳の症状を和らげる働きを持ちます。五臓でいうと肝臓に働きかける食材です。

苦味はセロリ、キュウリ、苦瓜、緑茶など。体を冷やし、利尿を促す働きを持ちます。過剰に摂取してしまうと風邪を引き起こしやすくなり、体毛が抜けやすくなるという症状を起こしてしまう事も。

甘味は牛肉、卵、トウモロコシ、蕎麦など。痛みを和らげ、緊張をほぐす働きがあります。

辛味は唐辛子やネギ、ニンニク、コショウ、ワサビなど。血の巡りを活発にし、体を温めて発汗を促す働きを持ちます。

最後は鹹味。塩辛い味を示し、タコ、イカ、アサリ、昆布、ノリ、みそ、塩などが該当します。便秘などに良いとされますが、摂りすぎると血圧が上がってしまうので注意。

季節


薬膳の基本となる中医学では、陰陽の変化に伴って季節が変わると考えられました。そして、人間の体も合わせて季節や気候に応じて変化していくという思想を確立。春夏秋冬の季節により五臓、五行、五味を照らし合わせた食材選びを重視しています。

春の訪れを感じる3月の春分は五臓でいえば肝。五味では甘味や辛味が良いとされます。

夏の始まりである夏至は五臓では心に該当します。苦味や酸味が良いとされ、体を冷やす食材が求められる季節です。

次は中国で長夏と呼ばれる季節で、湿気の強い梅雨時期。五臓では脾にあたり五味では甘味や苦味あるものが良いとされます。暑さと湿気で夏バテとならないように、利尿効果を高める食材が適切というわけです。

次は10月初旬の秋。五臓では肺にあたり、五味では甘味や酸味あるものが良いとされます。空気が乾燥しているため、呼吸器系や肌の乾燥に効果がある食べ物を取ると良いでしょう。

最後は冬真っただ中の12月半ば。寒い季節は体の機能も小さくなってしまうので、代謝を活発にする甘味、辛味、酸味、鹹味、全ての食材をバランスよくとることが重要とされます。

人を占う六十干という考え方

人のタイプ分けは、六十干と言われるタイプに分けていきます。

体質や食べる食事だけでなく性格や運命も導くことができます。

例えで、10種類の十干と言われるタイプ分けの、1番最初の「きのえ」についてみていきます。

①木タイプの陽のきのえ

甲とは、四柱推命や算命学でもおなじみの「十干(じっかん)」のうち1番目にあたる要素で、「きのえ」または「こう」と読みます。

1番 甲 :きのえ、こう  木タイプ 陽

甲は「木の兄」です。陽が兄で陰が弟だとされています。

木の中でも、山に自生している大きな木や、建材、木を使った家具や雑貨等を表します。

季節でいえば春。芽を出すだけのエネルギーを種に蓄えているパワフルな状態を指します。

キーワードは、大樹、上昇志向、実質重視、強情、頑張り屋、正義の味方、率直、粘り強い、しっかり者、のびやか、です。

性格は頑張り屋さんです。常に、今の自分よりもっとデキる自分を目指して、頑張っているような部分があります。

また、法律はもちろん、暗黙のルールや義理も大切にする人。そのため、子どもの頃から正義に味方を地で行くような人も多いでしょう。

その影響もあってか、誰の意見も頼りにせず、自分の意思をどこまでも貫く傾向があります。

甲の人は基本、頑張り屋さん。常に今よりもデキる自分、素敵な自分を目指しているようなところがあります。

1つ何かを成し遂げても「ここで留まったらダメ」と、次の目標を見つけて頑張るはずです。

やると決めたことには、抜群の行動力を見せる一方で、石橋を叩いて渡る堅実さも忘れない、人です。

結果的に他人から見ると、常に大志を抱いて歩んでいる行動的な人と映るでしょう。

ただ、何事も真正面から受け取る分、傷ついた時にはダメージが大きめ。長期間、痛みを引きずるような一面があります。切り替えの早さを身に着けると、鬼に金棒です。

喧嘩をしている子たちを見かけると、真っ先に声をかけて、仲裁する。陰口をたたいている人たちを見かけると、たまらず忠告する。

これが、甲の人の基本姿勢です。「人間としてこうあるべき」というところをとても大切にしています。

そのため、場合によっては立場が上の人にも食って掛かるような場面があるかもしれません。

本気で、しっかりした人、と高評価を受ける一方で、ちょっとお堅すぎてなじみづらい人と思われることもありそうです。

誰かが困ることがなければ、多少のことは大目に見る姿勢を持つと、他人となじみやすくなるでしょう。

誰かに従うとしたら、従えるだけの明確な理由があるでしょう。

甲の人は、決してと言っていいほど自分の意見を曲げない人なのです。どんな小さなことに対しても、自分の意見や見解を持ち、それに従って行動します。

それが、良い方に現れると自分の意見をちゃんと持った素晴らしい人、と高評価を受けるはず。マイナスに現れると、強情な人と言われそうな気配です。

折れる必要はありません。ただ時には、試しに人に添ってみるという姿勢を打ち出すことで、人間関係も好転するでしょう。

まとめ

薬膳料理は、中国の伝統的な食事法であり、食材や調理法を用いて体のバランスを整えることを目指しています。この料理法は、中医学の考え方に基づいており、食べ物が体に与える影響を重視しています。薬膳料理の歴史は古く、中国では数千年にわたって実践されてきました。その魅力は、健康を促進し、体の調和を保つことにあります。

薬膳料理の起源は、中国の古代にさかのぼります。古代中国では、人々は食べ物が身体に及ぼす影響を重視し、特定の食材や調理法を用いて健康を維持する方法を模索していました。この時代には、食材や香辛料が薬効があると考えられており、それらを組み合わせた料理が生まれました。これが後に薬膳料理の基盤となりました。

中医学は、中国の伝統医学であり、体のバランスを整えることで健康を維持する考え方です。中医学では、「陰」と「陽」、「五行説」などの概念が重要視されており、食事もこれらの考え方に基づいて行われます。薬膳料理は中医学の考え方に基づいており、季節や体質に合わせた食材や調理法を用いることで体のバランスを整えようとします。

薬膳料理の魅力は多岐にわたります。まず第一に、健康増進効果が挙げられます。特定の食材や調理法が体に与える影響を意識的に取り入れることで、体調や免疫力を向上させることが期待されます。また、季節や地域によって異なる食材や調理法を用いるため、地域ごとの文化や伝統も味わうことができます。さらに、見た目や味だけでなく、体に良い影響を与えることを意識した料理作りは、食事を通じた新たな発見や楽しみを提供してくれます。

薬膳料理は中国の伝統的な食事法であり、中医学の考え方に基づいています。その歴史は古く、健康増進効果や文化・伝統的な要素から多くの魅力があります。