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「肝臓」が悪い人は太りやすく、特化したダイエット法が必要

【著者 パーソナルトレーナー・健康管理士・健康管理能力検定1級 鳥飼 祥秋

こんにちは。パーソナルジムのトータルケアラボラトリーです。
健康診断で肝臓の検査の数値が悪かった人もいると思います。
脂肪肝だと診断されてしまった方もいるのではないでしょうか。
そのような方は、食べ過ぎや飲みすぎを改善したのに体脂肪が減らない。
内臓脂肪の数値が高止まりしてしまう。
ダイエットを実践したけれど結果が出ない。
そういった方もいると思います。
何故なら、肝臓由来の肥満は、食べ過ぎや飲みすぎで太った方と原因も違えばダイエット法も違うからです。
今日はそんな肝臓に問題があって太ってしまったケースのダイエットについて解説していきます。

是非参考にしてみてくださいね。

トータルケアラボラトリーでは健康管理士資格保有者とトレーナー資格保有者があなたの健康、ダイエット、美容についてサポートさせていただきます。
予防医療とフィットネスをコラボさせたパーソナルトレーニングジムです。

健康管理士であり、トレーナーでもある鳥飼が情報をブログにて配信しています。

是非、過去の記事も参考にしてください。

1章.「肝臓」が悪くなると脂肪がつく

肝臓は、体内の脂質代謝に重要な役割を果たしています。
肝臓は、脂肪を分解し、エネルギー源として利用するために、脂肪酸を酸化します。
また、肝臓は、脂肪を合成するために必要な酵素を産生します。
しかし、肝臓の機能が低下すると、これらのプロセスが妨げられるため、脂肪が蓄積されます。

肝臓の機能低下は、アルコールや薬の使用です。
これらの物質は、肝臓細胞を破壊し、炎症を引き起こすことがあります。
また、ウイルス感染や遺伝的要因も肝臓の機能低下の原因となります。

肝臓は、脂質代謝に重要な役割を果たしています。しかし、肝臓の機能が低下すると、脂質代謝が妨げられるため、脂肪が蓄積されます。

また、肝臓は脂肪酸を酸化してエネルギー源として利用します。しかし、肝臓の機能が低下すると、脂肪酸の酸化が妨げられるため、脂肪が蓄積されます。

さらに、肝臓は脂肪を合成するために必要な酵素を産生します。しかし、肝臓の機能が低下すると、このプロセスが促進されるため、脂肪が蓄積されます。

参考:肝臓が悪いと太るって本当?ぽっこりお腹は危険サインかも。-EPARK

2章.「肝臓」が悪い人は、食事制限してはいけない

肝臓の機能低下によって脂肪は蓄積されます。
脂肪肝や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)があります。
肝臓が正常に機能しなくなり、脂肪が代謝されずに蓄積されます。
このような状態では、食事制限をすることで逆に健康を損なう可能性があります。

ダイエットや食事制限は、肝臓に更に負担をかけます。

食事制限をすることで、栄養素不足やエネルギー不足に陥り、体内のタンパク質を分解して糖質に換える糖新生というシステムが起動します。
この糖新生を利用してエネルギー源を作る際に肝臓に負担がかかります。

また、食事制限をすることで、脂肪細胞から遊離脂肪酸が放出されます。
これらの遊離脂肪酸は、肝臓に蓄積され、肝臓の機能低下を進行させることがあります。

悪化すれば、肝臓の炎症や線維化が進行するケースも報告されています。

参考:肝臓病の食事を知ろう-JAとりで総合医療センター

3章.「肝臓」が悪い人のダイエット法は、肝臓を治すことのみ

肝臓の機能低下が原因で脂肪がついた人のダイエット法は、肝臓を改善することが重要です。
肝臓は、体内の代謝に欠かせない臓器であり、脂肪を分解する役割も担っています。

しかし、肝臓の機能が低下すると、脂肪をうまく分解できず、脂肪が蓄積されてしまいます。そのため、まずは肝臓の機能を改善することが必要です。

まず、アルコールや薬物の乱用を避けることが大切です。これらの物質は肝臓に負担をかけ、機能低下を引き起こす原因となります。

また、適度な運動やバランスの良い食事も重要です。
運動によって体内の代謝が促進され、肝臓の機能も改善されます。
食事については、野菜や果物などの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。

ビタミンEやシリマリンなどのサプリメントを摂取することも有効です。
これらの成分は肝臓の機能を改善する効果があります。ただし、サプリメントを摂取する場合は、健康管理士に相談することが必要です。

参考:肝臓ケアで「肌がキレイに」「痩せる」「免疫アップ」する理由! -VOCE

4章.「肝臓」が正常化すれば自然と痩せる

肝臓は、体内の脂質代謝に重要な役割を果たしています。
肝臓が正常に機能している場合、脂肪はエネルギー源として利用されます。
しかし、肝臓の機能が低下すると、脂肪が蓄積され、肝臓に脂肪肝を引き起こすことがあります。
この状態では、肝臓は正常に機能せず、脂肪を代謝することができません。

肝臓の機能低下が原因で脂肪がついた人は、肝臓が正常化すれば自然と痩せます。

これは、肝臓が正常に機能するようになると、脂肪を代謝し始めるためです。

また、正常な肝臓は、血液中のインスリンレベルを調節することができます。

インスリンレベルが正常に保たれると、体内の糖分や脂質の代謝も正常に行われるため、体重も自然に減少することがあります。

ただし、肝臓の機能低下が長期間続いている場合、適切な食事や運動などの生活習慣の改善が必要です。

参考:脂肪肝の原因と治す方法 改善につながる食事や運動について-NHK

5章.「肝臓」に脂肪がつく『脂肪肝』

肝臓の機能低下が原因で肝臓に脂肪がつくメカニズムは、肝臓が正常に機能しなくなることで、脂肪が代謝されずに肝臓に蓄積されるためです。

肝臓は、体内の脂質を代謝する重要な役割を担っています。

しかし、肝臓の機能が低下すると、脂質の代謝がうまくいかず、脂肪が肝臓に蓄積されます。この状態を脂肪肝と呼びます。

脂肪肝は、アルコール摂取や過食などの生活習慣が原因で起きる場合が多いです。稀にウイルス感染や遺伝的要因などによっても引き起こされることがあります。

また、高血圧や糖尿病などの合併症がある場合にも発生しやすいとされています。

肝臓に脂肪がたまると、炎症や壊死などの病変を引き起こす可能性があります。

脂肪肝は、健康上の問題を引き起こす可能性があります。

長期間にわたって放置されると、脂肪肝は炎症を引き起こし、最終的には肝臓の損傷を引き起こす可能性があります。
これは、重度の場合には、肝硬変や肝癌などの合併症を引き起こす可能性があるため、深刻な問題となります。

また、脂肪肝は、インスリン抵抗性を引き起こす可能性があります。
これは、糖尿病や高血圧、高コレステロールなどの代謝異常を引き起こす可能性があります。

さらに、脂肪肝は、肥満の原因となる可能性があります。
肝臓が正常に機能しないと、体内の脂肪を処理することができず、結果として体重増加につながることがあります。

参考:本当はコワイ脂肪肝 | 不調改善ヘルスケア – サワイ健康推進課-沢井製薬

6章.アルコールは肝臓の細胞を死滅させる

アルコールは肝臓に多大な影響を与えます。
アルコールが肝臓の細胞を死滅させることは有名な話です。
主な原因は、アルコールが肝臓で代謝される際に生成されるアセトアルデヒドという有害物質です。
アセトアルデヒドは、肝臓の細胞膜を損傷し、細胞内のタンパク質や酵素を変性させます。これにより、肝臓の細胞は死滅し、肝臓の機能が低下します。

また、アルコールは肝臓に脂肪を蓄積させることも知られています。
長期間にわたって大量のアルコールを摂取すると、脂肪肝や肝硬変などの病気を引き起こす可能性があります。これらの病気は、肝臓の細胞が死滅することで進行します。

さらに、アルコールは肝臓の炎症を引き起こすこともあります。
長期間にわたって大量のアルコールを摂取すると、肝炎や肝線維症などの病気を引き起こす可能性があります。
これらの病気は、肝臓の細胞が死滅することで進行します。

肝臓は、体内で最も重要な臓器の一つであり、多くの機能を持っています。

肝臓は、体内の毒素を分解し、代謝物質を生成し、栄養素を貯蔵し、免疫系に関与し、消化を助けるなどの役割を果たしています。

しかし、肝臓細胞が死滅すると、これらの機能が低下し、深刻な健康問題が発生する可能性があります。

体内の毒素が蓄積し、代謝物質が不足し、栄養素が欠乏し、免疫系が弱まり、消化不良が起こる可能性があります。

肝臓細胞が死滅すると、肝臓組織は傷つきます。

この傷は修復されることがありますが、多くの場合、瘢痕組織に置き換わります。

この瘢痕組織は硬くなり、肝臓の機能を低下させることがあります。

この状態を肝硬変と呼びます。肝硬変は進行性であり、最終的には肝不全や死亡につながる可能性があります。

肝臓の傷は修復されることがありますが、多くの場合、異常な細胞が増殖し、腫瘍を形成することがあります。

この状態を肝癌と呼びます。肝癌は進行性であり、最終的には死亡につながる可能性があります。

参考:飲酒と肝がんリスク | 現在までの成果 | -国立がん研究センター

7章.糖質を減らすと「肝臓」にダメージを与える

糖質を減らすと肝臓にダメージがある理由は、肝臓がグリコーゲンと呼ばれる多糖類を貯蔵しているためです。

グリコーゲンは、血糖値が下がった際に、肝臓から放出され、血糖値を安定させる働きをします。

しかし、糖質を減らすと、グリコーゲンの貯蔵量が減少し、肝臓は常にグルコースを生成する必要があります。

この過程で、肝臓は脂肪酸を代謝してケトン体を生成し、エネルギー源として使用します。

しかし、長期間にわたって糖質制限を行うと、肝臓は過剰な脂肪酸を代謝する必要があります。

この過程で、脂肪酸が肝臓細胞内のミトコンドリアで代謝される際に、過剰な反応性酸素種(ROS)が生成されます。
ROSは細胞内の様々な分子にダメージを与え、細胞死や炎症反応を引き起こすことが知られています。

このように、糖質を減らすことで肝臓は過剰な脂肪酸を代謝する必要があり、その過程でROSが生成されるため、肝臓にダメージが生じる可能性があるとされています。

参考:ケトジェニックダイエットがヒト の健康に及ぼす影響について-国立研究開発法人 科学技術振興機構

8章.肝臓が悪い人は、ケトン体が出ないので糖質制限は失敗する

肝臓が正常に機能している場合、糖質が不足すると、体内の脂肪が分解され、ケトン体と呼ばれる代替エネルギー源が生成されます。
このプロセスは、糖質制限ダイエットによって体重を減らすために利用されています。

しかし、肝臓が悪い人では、このプロセスがうまく機能しなくなります。
肝臓は、糖質や脂肪の代謝に必要な酵素を生成することができなくなります。
その結果、ケトン体が生成されず、糖質制限ダイエットに失敗する可能性が高くなります。

また、肝臓が悪い人では、血糖値のコントロールも困難になります。
肝臓は、血液中の糖分を調整するためにグリコーゲンという物質を生成します。


しかし、肝臓が悪い人では、グリコーゲンの生成がうまくいかなくなります。そのため、血糖値が上昇し、糖質制限ダイエットに失敗する可能性が高くなります。

参考:肝不全-国立研究開発法人 科学技術振興機構

9章.油は「肝臓」を攻撃する

油は、肝臓に悪影響を与える可能性があります。
肝臓は、体内での代謝や解毒に重要な役割を果たしており、健康的な肝臓は体全体の健康に欠かせません。
しかし、過剰な油分の摂取は、肝臓に負荷をかけることがあります。

良質でない油分の多い食品を摂取すると、肝臓は脂肪を処理するために余分な仕事をしなければなりません。
長期間にわたってこのような負荷が続くと、肝臓は脂肪細胞でいっぱいになり、脂肪肝と呼ばれる状態に陥ることがあります。
脂肪肝は、炎症や損傷を引き起こす可能性があります。

また、油分の多い食品を摂取すると、血液中のコレステロール値が上昇する可能性があります。
高コレステロール血症は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めることがあります。
肝臓は、コレステロールを処理するためにも重要な役割を果たしていますが、過剰な摂取によって負荷がかかることがあります。

さらに、油分の多い食品を摂取すると、肝臓の炎症を引き起こす可能性があります。
炎症は、肝臓の損傷や線維化を引き起こすことがあります。
これらの状態は、肝硬変や肝癌などの深刻な疾患につながる可能性があります。

油分の多い食品を摂取することは、肝臓に悪影響を与える可能性があることがわかりました。
健康的な食生活を実践し、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

参考:脂肪肝を改善するために食べてはいけないもの-リペアセルクリニック

10章.「肝臓」が悪い人のダイエット法

解説した通り肝臓が悪い人にとって、通常のダイエット食は健康に悪い場合があります。

肝臓が悪い人は、その原因に合わせて特化したダイエット法を選択することが非常に重要です。

肝臓は、体内の毒素を処理するために必要な臓器であり、悪くなると体内の毒素が蓄積され健康に悪影響を与える可能性があります。

肝臓が悪い人のダイエットは5つの取組を行いましょう。

  1. 低脂肪な食事
    肝臓が悪い人は、脂肪を消化するのが難しいため、低脂肪食を摂取することが重要です。

特に、動物性脂肪や加工食品からの脂肪を避けることが望ましいです。
代わりに、魚や豆類などの健康的な脂肪源を選びます。

  1. タンパク質食
    タンパク質は、肝臓の修復に必要な栄養素であるため、タンパク質食を摂取することが重要です。
    ただし、赤身の肉や加工された肉製品などの高脂肪タンパク質源は避ける必要があります。代わりに、鶏肉や魚、豆類などの低脂肪タンパク質源を選びます。
  2. 食物繊維
    食物繊維は、消化器官の健康を保つために必要な栄養素であり、肝臓が悪い人にとっても重要です。食物繊維は、果物、野菜、穀物などの植物性食品から摂取することができます。
  3. アルコール制限
    肝臓が悪い人は、アルコールを摂取することを避ける必要があります。
    アルコールは肝臓に負担をかけるため、肝臓の健康に悪影響を与える可能性があります。
  4. 水分補給
    肝臓が悪い人は、水分補給を十分に行うことが重要です。
    水分は、体内の毒素を排出するために必要な栄養素であり、肝臓の健康にも重要です。

肝臓が悪い人に特化したダイエット法です。

参考:「脂肪肝といわれたら~今日からできる生活改善! -複十字病院

11章.「肝臓」が悪い人は、1度は病院に行くといい

肝臓が悪い人が肝臓を改善するためには、病院に行くことが自己流よりも早くて効率的な理由があります。

病院での診断によって正確な原因が特定されます。

肝臓の問題は、アルコールや薬物の乱用、ウイルス感染、過剰な脂肪摂取など、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。

病院での診断によって、正確な原因が特定されるため、それに応じた治療法が提供されます。

自己流で改善しようとする場合、原因を正確に特定できず、適切な治療法を選択することができません。

病院での治療は専門家による指導の下で行われます。

肝臓の問題は非常に複雑であり、専門的な知識や技能が必要です。

病院では、肝臓専門医や栄養士などの専門家が患者を担当し、最適な治療法や食事指導を提供します。

自己流で改善しようとする場合、専門的な知識や技能が不足しているため、適切な治療法や食事指導を行うことができません。

病院での治療は定期的なフォローアップが行われます。

肝臓の問題は、一度治療しただけでは完全に改善されないことがあります。

定期的なフォローアップによって、治療の効果を確認し、必要に応じて治療法を修正することができます。

自己流で改善しようとする場合、定期的なフォローアップを行うことが難しいため、治療の効果を確認することができず、再発のリスクが高くなります。

肝臓が悪い人が肝臓を改善するためには、病院に行くことが自己流よりも早くて効率的です。

参考:肝臓の数値が悪いといわれたら?肝機能の数値の見方や改善 -医療法人社団 宗仁会

12章.まとめ

肝臓が悪い人がダイエットをする場合、健康管理士やトレーナー、管理栄養士が連携している健康推進型パーソナルトレーニングジムのトータルケアラボラトリーに来ると多くのメリットがあります。

  1. 専門家による個別指導
    肝臓が悪い人がダイエットをする場合、食事や運動の方法について専門的な知識を持った健康管理士やトレーナー、管理栄養士に相談することが重要です。
    トータルケアラボラトリーでは、これらの専門家が連携して個別に指導を行うため、肝臓の状態に合わせた適切なダイエット方法を提案してくれます。
  2. 健康状態のモニタリング
    肝臓が悪い人は、食事や運動によって体重を減らすことで肝臓の負担を軽減することができます。
    しかし、無理なダイエットや運動はかえって肝臓に負担をかけることもあります。
    トータルケアラボラトリーでは、定期的に健康状態をモニタリングし、適切なアドバイスを行うことで、肝臓の負担を最小限に抑えたダイエットが可能です。
  3. 最新の医療技術の活用
    トータルケアラボラトリーでは、最新の医療技術を活用した検査や治療が可能です。
    肝臓の状態を詳しく調べることで、より適切なダイエット方法を提案することができます。また、必要に応じて医師との連携も行い、安心してダイエットに取り組むことができます。

肝臓が悪い人がダイエットをする場合は、健康管理士やトレーナー、管理栄養士が連携している健康推進型パーソナルトレーニングジムのトータルケアラボラトリーに行くことをおすすめします。

参考:福岡市博多区でダイエットのためのパーソナルトレーニング