春になると、なぜか体調が不安定になる。
イライラしやすくなる、眠りが浅い、花粉症が悪化する、体が重だるい。
「季節の変わり目だから仕方ない」
「自律神経のせいかな」
そう思いながらも、毎年同じ不調を繰り返していませんか?
東洋医学では、こうした春特有の不調を
**「季節と臓腑の関係」**から説明します。
そして春の不調の中心にあるのが、
**「肝(かん)」**という存在です。
この記事では、
春に不調が増える理由を東洋医学の視点から紐解きながら、
「肝が疲れているときに現れやすいサイン」と、
体を整えるための考え方をわかりやすく解説していきます。
東洋医学でいう「肝」とは何か?
まず大切なのは、
東洋医学の「肝」は、西洋医学の肝臓と完全に同じものではないという点です。
東洋医学における「肝」は、
次のような働きを司ると考えられています。
- 気(エネルギー)の流れを調整する
- 感情(特に怒り・イライラ)をコントロールする
- 血を蓄え、全身に巡らせる
- 自律神経のような調整機能を担う
つまり「肝」は、
体と心の流れをスムーズに保つ司令塔のような存在です。
この「肝」の働きが乱れると、
体のあちこちに不調が現れやすくなります。
なぜ春は「肝」が乱れやすいのか?
東洋医学では、
自然界の変化と体の状態は密接につながっていると考えます。
春は、
- 気温が上がり始める
- 日照時間が伸びる
- 活動量が増える
といった「動き出す季節」です。
この「動き」のエネルギーと深く関係しているのが、
肝です。
本来、肝は
「気や血をスムーズに巡らせる」役割を持っています。
しかし春は、
- 環境の変化
- 新生活のストレス
- 寒暖差
- 花粉などの刺激
が一気に重なり、
肝に負担がかかりやすくなります。
その結果、
肝の調整機能が追いつかなくなり、不調が表面化するのです。
肝が疲れているときに現れやすいサイン
では、肝が疲れていると、
具体的にどのようなサインが現れるのでしょうか。
① イライラしやすい・感情が不安定
東洋医学では、
肝は「怒り」の感情と深く関係しています。
- 些細なことでイライラする
- 気分の波が大きい
- 怒りっぽくなったと感じる
これらは、
気の流れが滞っているサインと考えられます。
② 花粉症・アレルギー症状が悪化する
春に悪化しやすい花粉症も、
東洋医学では「肝」と深く関係します。
肝の働きが乱れると、
- 体内の余分な熱や炎症が処理しきれない
- 反応が過剰になる
結果として、
鼻水・くしゃみ・目のかゆみといった症状が強く出やすくなります。
③ 首・肩のこり、胸の張り
「気」は本来、上半身にもスムーズに流れます。
しかし肝の働きが低下すると、
- 首や肩がガチガチにこる
- 胸がつかえる感じがする
- 深呼吸しにくい
といった症状が現れやすくなります。
特に春は、
首・肩・背中の不調が増える人が非常に多い季節です。
④ 眠りが浅い・夜中に目が覚める
肝は「血を蔵す」とも言われ、
睡眠の質にも深く関わります。
- 寝つきが悪い
- 夜中に目が覚める
- 夢を多く見る
こうした状態は、
肝が十分に回復できていないサインと考えられます。
⑤ 痩せにくい・体が重だるい
「食事も気をつけているのに痩せない」
「春になると体が重い」
このような悩みも、
肝の働きが低下している人によく見られます。
肝は代謝やエネルギー配分にも関わるため、
その働きが乱れると、
- 脂肪が燃えにくい
- むくみやすい
- 疲れが抜けない
といった状態になりやすいのです。
「肝」が疲れる原因は生活の中にある
肝の疲れは、
特別な病気が原因とは限りません。
多くの場合、
- ストレスの蓄積
- 睡眠不足
- 運動不足または過度な運動
- 食生活の乱れ
といった、
日常の積み重ねが影響しています。
特に春は、
「頑張ろう」「動かなきゃ」という気持ちが強くなり、
知らず知らずのうちに無理をしやすい季節です。
その無理が、
肝を疲れさせてしまうのです。
肝を整えるために大切な考え方
肝を整えるために重要なのは、
「頑張る」ことではありません。
ポイントは「巡らせる」「緩める」
- 深い呼吸
- ゆったりした運動
- 体を大きく動かす動作
- 回復を意識した生活
これらはすべて、
気と血の巡りを助ける行動です。
逆に、
- 無理な食事制限
- 強すぎるトレーニング
- 睡眠を削る生活
は、肝をさらに消耗させてしまいます。
なぜ運動が肝を整える助けになるのか
適切な運動は、
- 気の流れを促す
- 血流を改善する
- 自律神経の切り替えを助ける
といった作用があります。
東洋医学的に見ても、
運動は「肝」を助ける重要な手段です。
ただし必要なのは、
「追い込む運動」ではなく
**「整えるための運動」**です。
予防医学型の視点で体を整える
トータルケアラボラトリーでは、
春の不調を「一時的な症状」としてではなく、
体からのサインとして捉えます。
- 季節
- 体力
- 回復力
- 生活リズム
これらを総合的に見ながら、
無理のない方法で体を整えていきます。
だからこそ、
- 毎年同じ不調を繰り返さない
- 季節の変化に振り回されにくくなる
- 心身ともに安定しやすくなる
そんな変化が生まれます。
春の不調は「体を見直すチャンス」
春になると不調が出るのは、
あなたが弱いからでも、年齢のせいでもありません。
それは、
体が「少し休ませて」「整えてほしい」と伝えているサインです。
東洋医学の視点を取り入れることで、
そのサインは、もっとわかりやすくなります。
春の不調に悩んでいる方へ
予防医学型パーソナルジム
トータルケアラボラトリーでは、
東洋医学と運動を組み合わせた体質改善サポートを行っています。
毎年繰り返す春の不調を、
今年こそ終わらせたい方は、
ぜひ一度ご相談ください。
あなたの体には、
本来もっと軽やかに春を迎える力があります。
