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帯状疱疹ワクチンの定期接種がスタート!その詳細と重要性を徹底解説

2025年より、日本で帯状疱疹(たいじょうほうしん)ワクチンの定期接種がスタートしました。帯状疱疹は加齢や免疫力の低下によって発症するリスクが高まる病気で、特に50歳以上の方に多く見られます。発症すると強い痛みや水ぶくれが現れ、後遺症として「帯状疱疹後神経痛(PHN)」が残ることもあるため、予防が重要です。

帯状疱疹ワクチンの定期接種制度の詳細、ワクチンの効果、対象者、副反応、費用負担、接種方法について詳しく解説します。これを読めば、帯状疱疹ワクチンの必要性がよく分かり、適切な予防対策を取ることができるでしょう。


1. 帯状疱疹とは?原因や症状を解説

1-1. 帯状疱疹の原因

帯状疱疹は水ぼうそう(水痘・みずぼうそう)を引き起こす「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)」によって発症します。このウイルスは子どもの頃に水ぼうそうにかかった後も体内に潜伏し続け、加齢やストレス、病気による免疫力の低下が引き金となり、再活性化することで発症します。

1-2. 帯状疱疹の症状

帯状疱疹の主な症状

  • 初期症状:皮膚のピリピリとした痛み、違和感、かゆみ
  • 発疹の出現:赤い発疹が帯状に広がり、水ぶくれができる
  • 強い痛み:神経に沿って痛みが生じる
  • 重症化の可能性:顔に発症すると目や耳に影響を及ぼし、視力や聴力の低下を招くことも

さらに、帯状疱疹の後遺症として最も深刻なのが帯状疱疹後神経痛(PHN)です。これは発疹が治った後も強い神経痛が続く状態で、高齢者では痛みが数カ月から数年にわたって続くこともあります。


2. 帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まった背景

2-1. 帯状疱疹の患者数の増加

近年、日本では高齢化の影響もあり、帯状疱疹の患者数が増加しています。50歳以上の日本人の約3人に1人が一生のうちに帯状疱疹を発症するとされ、年間50万人以上が罹患していると推定されています。

2-2. 帯状疱疹ワクチンの有効性

帯状疱疹ワクチンの接種によって、発症リスクを大幅に減少させることが可能です。また、仮に発症した場合でも、重症化や帯状疱疹後神経痛のリスクを軽減できるため、定期接種の導入が決定されました。


3. 帯状疱疹ワクチンの種類と効果

帯状疱疹ワクチンには2種類あり、それぞれ特徴が異なります。

3-1. 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン)

  • 対象年齢:50歳以上
  • 効果:帯状疱疹の発症率を50~60%程度低減
  • 持続期間:5年程度
  • 接種回数:1回
  • 費用:8,000~10,000円程度(自治体の補助により異なる)

3-2. 不活化ワクチン(シングリックス)

  • 対象年齢:50歳以上
  • 効果:帯状疱疹の発症率を90%以上低減
  • 持続期間:10年以上
  • 接種回数:2回(2カ月間隔)
  • 費用:1回あたり約22,000円(計2回で約44,000円)

特に高齢者や免疫力が低下している方は、より効果の高い「不活化ワクチン(シングリックス)」が推奨されています。


4. 定期接種の対象者・費用・助成制度

4-1. 定期接種の対象者

今回の定期接種の対象となるのは、50歳以上の人です。一部の自治体では、60歳以上または特定の基礎疾患を持つ人を優先することもあります。

4-2. 費用と助成制度

帯状疱疹ワクチンの接種は原則として自己負担ですが、自治体によっては助成制度が適用されます。助成額は自治体によって異なり、ワクチン接種費用の一部を補助するケースが多いです。

例えば、

  • A市:不活化ワクチンの接種費用の半額を助成
  • B市:生ワクチンの接種費用を3,000円まで補助

といった制度が導入されています。詳しくはお住まいの自治体のホームページや保健所に確認することをおすすめします。


5. 接種方法と副反応

5-1. 接種方法

帯状疱疹ワクチンは、かかりつけの病院やクリニックで接種可能です。事前に予約が必要な場合が多いため、早めに医療機関に相談しましょう。

5-2. 副反応

ワクチン接種後に現れる可能性のある副反応には、以下のようなものがあります。

  • 注射部位の腫れや痛み
  • 発熱や倦怠感
  • まれにアレルギー反応(アナフィラキシー)

特に、不活化ワクチン(シングリックス)は副反応がやや強く出やすいとされていますが、重篤な副作用はほとんど報告されていません。


6. まとめ

2025年から始まった帯状疱疹ワクチンの定期接種制度は、高齢者の健康を守る重要な取り組みです。特に帯状疱疹後神経痛(PHN)を予防するためにも、ワクチン接種は非常に有効です。

帯状疱疹ワクチンのポイント

  • 定期接種の対象は50歳以上
  • ワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類がある
  • 自治体によって費用の助成制度あり
  • かかりつけ医に相談して早めの接種を!

帯状疱疹は早めの予防が肝心です。ご自身やご家族の健康のために、ぜひワクチン接種を検討してみてください!