【著者 パーソナルトレーナー・健康管理士・健康管理能力検定1級 鳥飼 祥秋】
医学には考え方により西洋医学と東洋医学に分類されています。
西洋医学は対処療法を中心とした考え方で、風邪を引いたから風邪を治す、骨折したから骨折を治すといった即効性のある今現在の症状を改善することに強みを持ちます。
そして、西洋薬は強力な効果を持ち、即効性を持っていますが副作用が出る場合があります。
対して、東洋医学は根本原因の改善といった考え方です。風邪をひきやすい体質だから、風邪をひかない体質に改善する。骨折しない骨の強さを手に入れる。そのような考え方があります。
そして東洋薬は自然由来の物を利用し、副作用はなく体の浄化や自然治癒力を高めてくれます。
ダイエットをしたい方にも、この西洋医学的なダイエット法と東洋医学的なダイエット法が存在します。
今日は、西洋医学と東洋医学に基づいたそれぞれのダイエット法について解説していきます。
是非参考にしてみてくださいね。
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是非、過去の記事も参考にしてください。
1章.短期的減量か、根本の改善か
太ってしまった場合、短期間で減量する方法と長期的な改善方法があります。短期間で減量する方法は、食事制限や過剰な運動などを行い、急激に体重を落とすことです。しかし、この方法は健康に悪影響を与える可能性があります。また、減量後に元の生活習慣に戻ると再び太ってしまうことが多いです。
一方、太ってしまう原因となる体質を改善して長期的にもう太らない身体を手に入れる方法は、食生活や運動習慣の改善、ストレスの軽減などを行い、健康的な生活習慣を身につけることです。この方法は時間がかかりますが、健康的で持続可能な結果を得ることができます。
具体的には、バランスの良い食事を心がけ、適度な運動を行うことが重要です。また、ストレスを軽減するために、十分な睡眠時間を確保し、リラックスする時間を作ることも大切です。さらに、栄養バランスの良いサプリメントや健康食品を摂取することも効果的です。
短期間で減量する方法は、急激な体重減少による健康被害やリバウンドのリスクがあるため、長期的な改善方法が望ましいです。太ってしまう原因となる体質を改善して長期的にもう太らない身体を手に入れる方法は、健康的で持続可能な結果を得ることができます。
2章.西洋医学的な対処療法が減量である
太ってしまった場合、西洋医学的な対処療法の考え方は、短期間のダイエットで体重を減らすことです。この方法は、カロリー制限や運動によって体重を減らすことができます。また、プロテインサプリメントを使用することも一般的です。プロテインは、筋肉量を増やし、脂肪を減らすのに役立ちます。ただし、プロテイン等のタンパク質サプリメントの摂取は窒素やアンモニアなど毒素を発生させ腎臓や肝臓に悪影響を与える可能性があります。
食事制限も一般的な方法の1つです。これには、低カロリーの食品を食べることや、炭水化物や脂肪を制限することが含まれます。
3章.東洋医学的なダイエットでは根本的な原因を排除する
東洋医学的な考え方では、太ってしまった根本的な原因を突き止め、体質改善や基礎代謝量、内臓の機能改善などのアプローチから太らない体質を作ることが重要視されます。東洋医学によると、太りやすい体質は、消化器系の働きが弱く、代謝が低下していることが原因であるとされています。そのため、食事制限だけではなく、内臓の機能改善や代謝促進が必要とされています。
サプリメントとしては自然由来のもの、もしくは漢方薬や生薬を用いたサプリメントを使用することで、内臓の機能改善や代謝促進を図ります。これらのサプリメントは自然由来のものであり、副作用が少なく浄化作用を高める効果があるため、長期間の摂取にも適しています。
また、食事法についてもバランスの良い食事が重要視されます。東洋医学では、「五行説」という考え方があり、五つの味（甘味・酸味・苦味・辛味・塩味）をバランスよく摂取することが健康に良いとされています。また、食材の性質や季節に合わせた食事法も重要視されます。
4章.西洋医学的な短期間のダイエットは即効性はあるが再発する
西洋医学のダイエットは、短期間に体重を減らすことができます。これは、カロリー制限や運動などの方法によって、体重を減らすことができるからです。しかし、このようなダイエットは、根本的な原因を改善することはできません。
太ってしまった根本的な原因は、食生活や運動不足、ストレスなど様々な要因が考えられます。西洋医学のダイエットは、単に体重を減らすことに焦点を当てているため、これらの要因を改善することはできません。そのため、ダイエットをやめた後に元の体重に戻ってしまうことが多いです。
根本的な原因を改善するためには、ライフスタイル全体を見直す必要があります。食生活を改善し、バランスの良い食事を心がけることや、適度な運動を取り入れることが大切です。また、ストレスを軽減する方法も見つけることが必要です。
5章.栄養摂取は効果的ではあるが副産物の毒素が発生する
西洋医学のダイエットは短期間にダイエットを成功させることができます。
しかし、サプリメントやプロテインなどの製品は、肝臓や腎臓、腸などの臓器にダメージを与える可能性があります。
これらの製品に含まれる成分は、過剰摂取すると毒素となり、体内に蓄積されることがあります。
また、食事制限も体質に悪影響を及ぼす可能性があります。
食事制限を行うことで、栄養不足や代謝異常などの問題が生じることがあります。
西洋医学のダイエット方法にはいくつかの問題があります。
そのため、健康的なダイエットを行う場合は、バランスの良い食事や適度な運動などを取り入れることが重要です。
6章.東洋医学的なダイエットの根本改善
東洋医学におけるダイエットは、西洋医学とは異なり、単に体重を減らすことだけを目的とするのではなく、太ってしまった原因を特定し、根本的な原因を改善することで体質改善を図ります。東洋医学では、人間の身体は自然界のエネルギーである「気」と「血」によって構成されており、これらがバランスよく流れていることが健康であるとされています。そのため、東洋医学におけるダイエットは、食事や運動だけでなく、気や血の流れを整えるための施術や漢方薬の使用も含まれます。
具体的には、東洋医学では、体質の改善のために自然由来のサプリメントや生薬、漢方薬などが使用されます。
例えば、体質が冷え性の方には、温かい食べ物や漢方薬を用いて体を温めるように調整します。
また、肝臓の機能低下によって脂質の代謝ができずに太ってしまった場合はオルニチンやガーリックエキスによって肝臓を改善し、代謝を促進する食べ物や漢方薬を用いて、体内の余分な毒素を排出するように調整します。
東洋医学におけるダイエットは、単に体重を減らすだけでなく、根本的な原因を改善することで、健康的な体質改善を目指すものです。そのため、個人の体質や生活習慣に合わせたアプローチが必要とされます。
7章.東洋医学的なダイエットでは、オーガニックの力を用いて体を改善する
東洋医学は、中国や日本などのアジア圏で発展した伝統医学の一つであり、自然界に存在するものを利用して病気を治療することを目的としています。東洋医学では、体の不調や病気は、体内のバランスが崩れた結果として現れるものと考えられており、そのバランスを整えることで健康を取り戻すことができるとされています。
太りにくい体を作るためには、まず根本的な体質改善が必要です。東洋医学では、体質は生まれつきのものではなく、食生活や生活習慣などによって変化するものと考えられています。そのため、食事や運動などの生活習慣を改善することで、体質を改善し太りにくい体を作ることができます。
また、東洋医学では、自然由来のものや生薬、漢方などを使用して健康を維持することが重要視されています。これらの自然由来のものには、体内のバランスを整える効果があるとされており、体質改善に役立つとされています。例えば、生姜やにんにくなどの食材は、体を温める効果があり、代謝を促進することで太りにくい体を作ることができます。
さらに、東洋医学では、ストレスや睡眠不足などの精神的な要因も体質改善に影響すると考えられています。ストレスや睡眠不足は、自律神経のバランスを崩すことで体調不良を引き起こすことがあります。そのため、ストレス解消や十分な睡眠をとることも、太りにくい体を作るためには重要な要素となります。
8章.今痩せたいのか、痩せ続けたいのか
西洋医学と東洋医学のアプローチちは違う価値観が存在します。
西洋医学では、短期的な減量が推奨されることがあります。
これは、対処療法的に体重を減らすことで健康上のリスクを軽減することができるためです。
しかし、この方法は根本的な原因を解決するわけではありません。
一方、東洋医学では、太った原因を特定し、それに対処することが重要視されます。
たとえば、ストレスや消化不良などの問題が体重増加の原因である場合、それらの問題を解決することで体重を減らすことができます。
しかし、長期的な取り組みが必要となります。
東洋医学は、体全体を見ることによって健康を維持することを目的としています。
これに対して、西洋医学は病気や症状に焦点を当てています。
東洋医学では、食事や運動などのライフスタイルの変化が健康に大きく影響すると考えられています。
一方、西洋医学では、薬物療法や手術などの治療法が主に使用されます。
西洋医学と東洋医学は、健康に対するアプローチの違いがあります。
西洋医学は病気や症状に焦点を当て、短期的な解決策を提供することがあります。
一方、東洋医学は、体全体を見て根本的な原因を特定し、ライフスタイルの変化を通じて健康を改善することを目指しています。
9章.西洋医学的ダイエットと東洋医学的なダイエットを組み合わせる
統合医療は、西洋医学と東洋医学の両方のアプローチを組み合わせた総合的な医療アプローチです。このアプローチでは、病気や症状を治療するだけでなく、根本的な原因を特定し、体質改善にも焦点を当てます。
西洋医学的なアプローチは、一般的には薬物療法や手術などの方法を使用して、病気や症状を治療します。これは、急性の問題に対して非常に効果的であり、すぐに結果が得られることが多いです。しかし、長期的な健康に対する影響は限定的であり、根本的な原因を解決することはできません。
一方、東洋医学的なアプローチは、体全体のバランスを取り戻すことに焦点を当てています。これは、食事や運動、マッサージや鍼灸などの自然療法を使用して行われます。このアプローチでは、根本的な原因を特定し、体質改善に焦点を当てることで、長期的な健康に対する影響を改善することができます。
統合医療では、これらのアプローチを組み合わせることで、病気や症状を治療するだけでなく、根本的な原因を特定し、体質改善にも焦点を当てます。これにより、長期的な健康に対する影響を改善することができます。
統合医療は、患者の個別のニーズに合わせてカスタマイズされたアプローチです。西洋医学的なアプローチと東洋医学的なアプローチを組み合わせることで、患者の健康に対する総合的なアプローチを提供することができます。
統合医療は、現代医療の進歩と伝統的な自然療法の知識を組み合わせたものです。このアプローチは、患者の健康に対する総合的なアプローチを提供し、長期的な健康に対する影響を改善することができます。
10章.短期的減量と、根本的体質の改善、どちらが先か
個人の目標や健康状態によって異なります。ただし、一般的には、太る根本の体質を改善することがより重要であるとされています。これは、健康的な体重を維持するためには、長期的なアプローチが必要であるためです。
短期的な減量は、一時的な解決策に過ぎず、リバウンドして元の体重以上に戻ってしまうことが多いため、長期的な健康目標を達成するためには不十分です。また、急激な減量は健康に悪影響を与える可能性があります。
一方、太る根本の体質を改善することは、長期的な健康目標を達成するために必要なステップです。これには、バランスの取れた食事や運動習慣の確立、ストレス管理、十分な睡眠などが含まれます。これらの習慣を身につけることで、健康的な体重を維持することができます。
太る根本の体質を改善することが先決であり、長期的な健康目標を達成するためには必要不可欠です。
11章.まとめ
健康的なダイエットを実現するためには、短期間での減量だけでなく、太った原因となる体質を改善することが重要です。西洋医学的な考えでは、カロリー制限や運動によるエネルギー消費を中心としたアプローチが一般的です。一方、東洋医学的な考えでは、体質改善や食事療法、運動療法などが取り入れられます。
そこで、健康管理士や管理栄養士、トレーナーが連携しているパーソナルトレーニングジムのトータルケアラボラトリーに行くことをお勧めします。この施設では、専門家によるカウンセリングや健康チェックを受けることができます。また、個人に合わせた食事指導やトレーニングプログラムを提供しており、健康的なダイエットを実現するためのサポートを行っています。
さらに、トータルケアラボラトリーでは、東洋医学的な考え方が取り入れられています。
体質改善に関するアドバイスや、漢方薬を用いた治療などが行われています。これにより、短期間での減量だけでなく、体質改善による健康的なダイエットが可能となっています。